対象:住宅設計・構造
現在、青森県で新築にて高気密高断熱の住宅を建設中です。
外壁及び屋根素材についてお聞きします。
スーパーバリアカラーGL、耐磨カラーGLから選ぶところです。
ネットでそれぞれのHPから情報を集めたのですが、前者は自浄作用があり保証は10年、2001年に商品化。後者は遮熱及びコーティングによる耐磨性能の良さ、15年保証、商品化は1980年代だが改良を重ねている。といった性能で2品の素材を比較しているサイトなどが無いため、どちらが優れているのかわかりません。また、適材適所があると思いますが、屋根、外壁でどちらを使用したらよいか教えてください。
外壁はダーク系とホワイト系のツートンカラーにする予定です。
外壁は自浄作用があった方が良いと考えていましたが、バリアカラーには淡色しかないため、耐磨カラーとの組み合わせで施工した場合、素材が違うもの(塗装や被膜など耐久能力)を組み合わせてもよいのでしょうか?将来的に色あせやそれに伴う補修が心配です。
色々お聞きしておりますが、素人ですのでご容赦ください。
よろしくお願いします。
turibakaさん ( 青森県 / 男性 / 42歳 )
回答:2件
中舎 重之
建築家
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外壁材:ガルバリウムの選択
外壁材の回答します。スーパーバリアカラーGLのメーカーが、淀川製鋼です。
ヨドコウと言えば屋根材と短路的にイメージします。
外壁材もヨドスパンとして取り扱いしています。
但し、2001年の商品化には、当方は推薦出来かねます。
建築資材は、10年を経過してから欠陥が現れる事が理由です。
耐磨カラーGLのメーカーは、日鉄住金鋼板です。
こちらは、建材メーカーとして実績があります。
特に海岸地域での20年の金属錆に耐えている実例は見事です。
多分、工業地域での工場排気による悪影響にも耐えると思われます。
外壁に2社の製品を使うのは、厳に謹むべき事項です。
接触面において、強い材料が弱い材料を腐食させるのは、自明の理です。
以上です。 2014.11.15 中舎重之
評価・お礼
turibakaさん
2014/11/15 18:24お忙しい中、ご回答いただきありがとうございます。
耐磨カラーの方が実績もあり、おすすめということですね。
素人の考えで2製品を外壁で使用してもよいのでは?と考えていました。
その部分を含めて再検討いたします。
大変わかりやすくご説明いただきありがとうございました。
中舎 重之
2014/11/15 20:31ガルバリウム鋼板とは、鉄板の表層に様々な皮膜を施して、金属の錆を防ぐ事です。
鋼板の金属成分が異なれば、強い材料と弱い材料が出来ます。
同じメーカーの物なら金属成分は同じであり、カラーの違いだけですので問題は起きません。
建築の耐用年数を30年とする、14~15年で問題が発生すると、
外壁の全てが貼り替えになります。
これが、鉄板の材料の宿命です。
ガルバリウム鋼板を仕様する目的が、メンテナンスフリーにあるのならば、
15年で貼り替えは、あっては成らない選択だと思います。
当方は設計歴50年の経験から、2社の製品を同一面で仕様する事は、
到底 甘受出来ない行動に見えます。
2014.11.14 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
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