対象:ペットの医療・健康
猫の前足の麻痺でかかりつけの病院にいったところ、レントゲンで異常がないとのことで靭帯損傷と言われお薬をいただきました。じきに足が着くようになったり、またブラブラさせてたりしてたので治りつつあるのかと思っていた10日後の日曜、いきなり大声で鳴いたと思ったら下半身が立てない状態になり嘔吐して苦しそうにしていたのでかかりつけ医日曜TELしたところ連れてきてと言われ連れて行きました。
診断は、脊髄損傷かもしれない、今日は休みなので明日朝から連れてきてくれと言われ家にかえりました。
でも、あまりにも暴れるので、もう一度病院にTELし、設備が整った病院に連れていった方がいいのでと問い合わせたら、その必要はないと、、、
でも嫌な予感がしたので、勝手に日曜診療している病院に連れて行きました。
診断は心筋症で下半身の動脈が全く触れず、血栓が詰まっている、肺水腫もおこしている
と言われ、このままだと足が壊死すると言われました。迅速な措置でしたが、結果3日後に亡くなりました。
最初の前足の異変の時に心音も聞いてるはずなのに、なぜ靭帯損傷と言われたのか、、、その時にわかっていれば、もう少しなんとかなったかもしれないと思うと悔しくて悲しくて仕方ありません
最終的には肺癌から起きたのではないかと言われましたが、それなら尚更、聴診器でわかったのではないでしょうか
かかりつけ医の診断は普通なのでしょうか
苦しませてしまった猫ちゃんに申し訳なくて悲しくて仕方ありません
ピピ大好きさん ( 岐阜県 / 女性 / 47歳 )
回答:1件
Re:猫の前足の麻痺から始まって
大切な猫ちゃんを失われて大きなショックを受けられているかと思います。
心中お察し致します。
猫の心筋症は進行するまで症状を出さないことが多く、血栓症を発症した際に初めて心筋症が発見されるということも珍しくありません。
心筋症では、大きくなった心臓の左心房という部屋の中で血液がうっ滞し、血栓が形成されます。
血栓が大動脈を介して手足の血管などに詰まることで、おっしゃられているような麻痺や痛みといった症状を引き起こします。
血栓が形成されるような心筋症はかなり進行していることが多く、肺水腫をそのタイミングで発症することも多いです。
通常心雑音が発生しないと聴診器での心臓病の検出はできないことが多いです。
血液の逆流などが心臓内で発生していれば心雑音が出ますのでそれを聴診器で確認して心臓病の疑いを持ちます。
猫の心筋症では心雑音が発生しないこともあるため犬の心臓病に比べると発見が遅れる場合があります。
従って聴診で全てを見つけられるわけではないので、血栓症の診断は、
突発的に発生したのか
麻痺した足の血流の確認(冷感・深爪時の出血の有無・血管の拍動の有無)
血栓症を発症しうる心臓の異常があるか
などを確認し総合的に診断をします。
全身性の腫瘍がある場合も血栓はできやすくなりますので、そういった基礎的な病態があればそちらからの血栓症の発症も当然考慮する必要はあります。
血栓症を発症するほどの心筋症は、かなり進行していることが多いため残念ながら診断や処置が的確に行われても亡くなってしまわれる場合も少なくありません。
発見が早ければ・・・というお気持ちは非常によくわかります。
最初の前足の麻痺が靭帯の問題であったのか、血栓症であったのかは直接診察していない状況ではどうしても推測の域を出ませんので、
ご納得されるまで診察された各病院様にご相談、ご説明を受けられるのが良いのではないかと思います。
(現在のポイント:-pt)
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