友人の厨房を借りた場合の確定申告の仕方について

法人・ビジネス税務・確定申告 2012/09/21 14:42

いつもこのサイトで勉強させていただいてますが、今日は質問させていただきます。

主人はフリーランスとして働いております。
私もこれから焼菓子のネットショップをしようと考えております。
自宅でやりたいとは思っておりますが、菓子製造許可を取るのには
家の改造をしなければならないので、パン屋を経営している友人が
時間外だったら厨房を使ってもいいとは言ってくれています。
（実際借りるのにはいろんな問題があるとは思うのですが、
もしそうなった場合としてお聞きします）

週1回発送の小規模のネットショップですので、借りるのも
週1回程度だとは思いますが、そういった厨房を友人に借りる場合、
確定申告ではどのように申告すればよいのでしょうか？

また、主人も私も自宅が事務所扱いということになるかと思うんですが、
光熱費は主人の名義になっています。
こういった場合はどのように申告したらよろしいでしょうか？

初歩的な質問なのかもしれないのですが、調べてみても
なかなかピッタリくる答えに出会えなかったので
どうかご回答宜しくお願いします。

また、そういった特殊（？）な確定申告の例が
詳しく載っているサイトや本などを
お知りでしたら教えていただけると嬉しいです！

decoleaveさん（東京都 / 女性 / 39歳）

回答：1件

林高宏
税理士

国税庁のＨＰをご覧ください

2012/10/02 14:33 詳細リンク

: (5.0)

はじめまして！税理士の林と申します。

ご質問の件ですが、まずは確定申告の全貌をざっと見てみることにしましょう。
国税庁のＨＰをご覧ください。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

下の方に「各種様式」というものがあります。ここに「収支内訳書（一般用）」「確定申告書Ｂ」の様式が出てきます。基本的には、この２つを作成することになります。

収支内訳書で計算した所得金額（利益のこととお考えください）を確定申告書の１番に転記して、税金の計算を行うことになります。

友人に借りた厨房の賃借料を支払った場合、収支内訳書では「地代家賃」に計上するといいでしょう。

また、自宅の水道光熱費など事業用にも使うし、自宅用にも使用する経費のことを「家事関連費」と呼びます。これに関しては、合理的に按分して経費に計上することになっています。

手前みそですが、この辺の事を自著「税務署に睨まれない確定申告の書き方」（エール出版）で書いていますので、よろしかったら参考にしてください。

細かな部分は多々ありますが、また困った時にご相談ください。

補足

細かな話をすると、最初に「開業届」を税務署・県・市に提出しないといけません。
また、青色申告にすることを是非お薦めしますが、この場合「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。これを出すと、開業後３年間税理士等の無料の相談が受けられますし、正しい記帳をすると６５万円の控除ができたり、奥さんに専従者給与を支払い経費にすることもできます。
難しく思われがちですが、白色と青色の記帳要件は現在ほぼ一緒なので、是非青色にすることをお薦めしておきます。

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