アルツハイマー併発?心身状態管理+環境整備+傾聴を
義理のお母様の症状として記述されているのは、短期記憶障害、被害妄想、易興奮性、攻撃性といったものだと思われますが、これらの諸症状が現れやすいのは、脳梗塞などの脳血管障害に伴う認知症と並んでアルツハイマー病も候補に挙げられています。
病気の発症には性格や行動パターンとの関連性が指摘されており、義理のお母様の場合、外聞や他人の言動を気にする傾向や冗談が通じないという傾向などは、高血圧や脳梗塞の発症しやすい要因として挙げられているほか、アルツハイマー病とも無関係ではないようです。
いずれにせよ義理のお母様の症状はこの2〜3年で悪化してきている様子ですので、早めに対策を立てる必要がありそうです。その柱になるのは一つにはご本人の心身の状態管理であり、もう一つは家庭内の物理的・人的環境整備です。
ご本人の心身の管理の上で意外と大切なのが食生活と栄養バランス、それに体温維持です。一例として、砂糖など糖質の過剰摂取は反応性低血糖を、ビタミン、ミネラル、アミノ酸の不足は神経伝達物質の欠乏を各々招き、神経機能を損ねて認知症の発症要因となります。
そして家庭環境もたいへん重要です。お年寄りの心身のストレスを増す住宅は認知症を促進します。具体的には採光や風通しが悪い環境、過度にハイテク化が進んだ住環境などはストレスとなり、お年寄りは自己防衛の一環として認知症を発症しやすくなります。
さらに家庭内の人間関係も大事です。本人をないがしろにする扱いはもちろん、過度に特別扱いしても逆にストレスとなります。家庭内や地域で一定の存在意義を感じられるかどうかがポイントとなります。家庭環境と合わせて何か課題はないでしょうか。
先ずはご本人の話を傾聴することから始めてはいかがでしょうか。一見異常な行動に出るという事は何かのメッセージを無意識に発している可能性がありますので、昔話でも何でもよいのでとにかく聴くことに徹しましょう。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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この回答の相談
私は主人の両親と主人・子供二人の六人で暮らしています。
相談したいのは義母(71歳)のことですが、義母はこの家に嫁いで30代前半で、もともとの高血圧と疲れのために脳梗塞になりました。その後、リハビ… [続きを読む]
ぺがささん (福島県/41歳/女性)
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