やりたい事や持ち味のリストアップと生活習慣改善を
「5月病」というのは、新入社員など若手が5月の連休明けから6月にかけて、やる気の喪失や体調不良を訴える一連の心身異常です。4月の新年度入りに頑張りすぎてバーンアウトしたり、連休以降の中期目標を見失ったりすることが直接の引き金ですが、基本的な健康管理に不備がある場合も少なくありません。
質問者はたいへん真面目で責任感の強い方とお見受けしますので、親や親戚などの期待に充分応えられないと予感すると、余計に引け目や至らなさを感じてしまうのかもしれません。5月病に見舞われやすいのもこのタイプのようです。
大学進学を目指していたのに、家庭の都合で高卒で就職せざるを得なかったというのも、深層心理で自信のなさや体調不良に結びついている可能性もあります。実際は差がないにも関わらず、大卒の社員が優秀でコミュニケーション能力があると見えてしまうのです。
そこで、自分の本来やりたかった事を思い出してみてはいかがでしょうか。5年後あるいは10年後に何をやりたいか、何の制約もなしでイメージするのです。その場合、学歴や家庭の事情などは一切考慮に入れません。少しは気分が晴れてくるのではないでしょうか。
次に自分の「持ち味」をリストアップしてみます。例えば親思いだとか、真面目だとか、感性が豊かだとか・・その持ち味をまずじっくりと味わいます。そしてそれを活かした活動にはどんなものがあるかをたくさんリストアップしてみましょう。
無視できない要素に「栄養バランス」の乱れと「低体温」があります。先ずは食生活などのライフスタイルや、ご自身の体温をチェックしてみてください。必要な栄養素の不足や低体温は神経細胞の活力を奪い、やる気の喪失や体調の悪さ、自信のなさにつながります。
野菜や果物、豆類などを充分に摂取し、肉や魚も適度に食べます。そしてお風呂はきちんと入り、体を冷やさないようにしましょう。さらに意外と効果があるのが運動です。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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