対象:住宅設計・構造
野平 史彦
建築家
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設計力で何とでも、、
設計の仕事をしていると、結構厄介な土地に家を建てたい、というお客さんがよくやってきます。
こんな所に本当に家が建つの?という物件もあり、私の自邸なんか正にそんな土地でした。
しかし、何か欠点のある土地というのは、私達の想像力を掻き立てる土地でもあります。
普通は欠点と思われてしまうものを、利点に変えてしまうこともできるのです。
北側の景色が素晴らしいので、あえて北側リビングの家を設計したこともあります。
採光はトップライトから取り、北側に大きなピクチャーウィンドウを取りました。
北側の窓は冬場の熱損失が大きいので、窓下にラジエターを入れたりしましたが、土地の条件というのは、設計力で何とでもなる、と思って構いません。
北と西に広い道路に接する敷地というのは、都市部にあってはどちらかと言えば、恵まれた土地だと思いますよ。
西に開けているからと言って、別に西に窓を取らなければならない、ということではありません。
朝日が入るか気にされていますが、決して狭い敷地でもなさそうですので、充分、明るい家はつくれると思います。
家を建てる敷地は、その廻りの環境も大切です。
気に入った環境なら、その土地を購入してもいいのではないでしょうか?
あとは建築家の手腕にお任せ下さい。
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この回答の相談
購入しようか迷っている土地は、北西の角地です。北側16M道路に約9M、西側6M道路に18M接しています。周りの環境は大変よく、前向きに考えていた土地なのですが、「絶対に西向きの家をつくるべきで… [続きを読む]
shibamiwaさん (埼玉県/42歳/女性)
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