対象:住宅設計・構造
北側道路で、間口7.5メートル。南側間口は9メートル。奥行きは南北に細長く、東側の長さが16.5メートル。西側の長さは19メートルの変形長方形です。このおよそ43坪の土地に新築予定をしています。(家族構成は私、妻、子供二人の四人です。)
東側には私の土地とはぼ同じような土地があり、同時期に一般家屋が建設されると思います。そのため、東側は隣家との距離はあまり望めないと考えています。南には境界から3メートルほど離れて平屋建てがありますが、古いのでいずれ2回建てに建て直されると予測しています(根拠はありません)ので、はじめから対処しておきたいと考えています。西側は大きな土地に2階建てがありますが、当方の境界から7〜8メートルほどは離れています。
質問としましては、採光と通風についてのアドバイス、とくに東側が暗いと思われるので、対処方法のヒントをいただきたいです。ちなみに、夏の西日は(7〜8月、午後4時以降)西側の隣家の大きな建物のおかげで当方の敷地の北半分は日陰になっていました。
また、北側の道路は6メートル道路のT字路の交差部分に位置しているので、北向き正面はまっすぐ何もないのと同じような環境です。この場合、強い北風の影響は大きいでしょうか。
二階リビングや、二階風呂などは考えていませんが、いまのところ総二階建て、北側に2台の駐車スペースをとることしか決めていない状態です。
乱文で申し訳ありません。よろしくおねがいします
ぎぶそんさん ( 愛知県 / 男性 / 33歳 )
回答:3件
具体的に考えるポイントについて
文面を拝見しましたが、採光と通風という点でお答えしますね。
2階リビングは考えておられないということですので、それ以外の方向性でお話しすると
(採光について)
・1階リビングに吹き抜けを造って、採光を屋根面から入るようにする
・吹き抜けを造っても暑く寒くならない断熱計画をする
・直射日光だけでなく、天空光を活用する(青空の明るさを家に取り入れる採光のこと)
(通風に関して)
・風の通りを現地で確認して、その方向性に空間が繋がるように間取りを計画する
・地窓(床面から空気を取り入れる)などを活用して風の抜ける道を造る
などがポイントになるでしょう。
工務店さん、設計士さんと上記の内容に触れながら話し合ってみてください。
素敵な家が出来ることをお祈りしています。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
森岡 篤
建築家
-
南北に開けた家
ぎぶそんさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
南北に長い敷地で北側に駐車スペースということで、建物を南北の中央に配置する案が考えられますね。
東西には最小限の通路を残し建物の幅をいっぱいに取り、南側に庭、北側に駐車スペース、となります。
ぎぶそんさんの家が建ってからの、何十年の長期スパンで考えると、敷地周辺の建物は、いずれ建て替え、建ぺい率、容積率等、制限一杯に建てるかもしれません。
日当たり、採光を考える時、現状の周辺建物で検討することも重要ですが、規制一杯に建った時のことも検討しておく必要があります。
東西で建物の幅を取るとすると、東西面は、壁を主体とし、日当たりは南面をメインに取るのが良いかと思います。
家の面積をどの位にするかによりますが、北側に駐車スペースを取るので、南の庭がどの位確保できるかがポイントとなります。
南側で余り引きが取れず、1階リビングに採光を取り入れるには、吹き抜けが有効です。
敷地で特徴的なのは、北側正面がT字路で抜けていることで、空が見えますね。
このような環境なら、北側なので太陽光は直接入りませんが、空からの天空光が入ります。
北側の部屋に、天井一杯大きな窓をつければ、天空光による穏やかな明るい部屋ができます。
ぎぶそんさんの家は、南北面に大きな窓を取り、光を取り入れると共に、南北方向に通風を取るのが良いのではないでしょうか。
東西面は、補助的に小さな窓をリズム良く取るのが、コントラストが付いて良いと思います。
参考にしていただけたら幸です。
パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら
宮原 謙治
工務店
-
南東の方位を生かすべきでしょう!
ぎぶそんさん 今日は!大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
ご自宅の新築おめでとうございます。
ところで、ぎぶそんさんがお書きの通り、隣地(隣家)の 将来予測をして計画することは大切ですね。隣の土地を当て込んで計画し、隣家が建てられたので暗くなったなんていうことにしないといけませんね。
住宅の計画にあたって大切なことは、建物の配置です。
この土地の場合、南東(巽)の方位の方が出っぱッた地形と考えていいですね。
という事は、南東の方位に空きがあるということになりますから。出来るだけ大きく開けてください。そうすれば日照だけでなく痛風もとれると思います。
北側からの風は、気にしなくてもいいのではないでしょうか>
どうぞ頑張ってください。。。。。。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A