対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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投資理論から見た選択肢と資産配分
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emv11106 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
米国の制度道詳しい訳ではないので、投資・運用の原則をお伝えします。
日本の投資理論の多くは米国で実証・開発されたものですから、お役に立てるのではないかと考えます。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると米国で報告されています。また、資産配分は国内外の債券や株式への分散投資を勧めています。
∵世界各国で経済成長や景気の好・不況が異なり、また商品でも価格の上昇・下降のサイクルが異なるからです。また、米ドルとユーロの為替が異なるように、米ドルだけの資産では、実質価値が下がるリスクに備えるためです。
また、市場全体のリターンからコストを引いたものが一般投資家のリターンになり、コストが低いほど得るものが大きくなりますので、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
インデックス・ファンド(IDX-F)は1970年代に米国で初めて開発され、S&P500に連動するものがバンガード社から販売されました。
従いまして、401Kプランの中に含まれている、下記のIDX-Fまたは類似するものを選ばれるようお勧めします。
1.S&P500に連動するIDX-F
2.米国を除く先進国の株式市場の指数MSCI EAFE(モルガン・スタンレー株価指数/欧州・オセアニア・極東22カ国) に連動するIDX-F
3.MSCIエマージング指数(同/世界の新興国25カ国の株価)に連動するIDX、
4.米国国債指数に連動するIDX-Fか米国適格債券に連動するIFD-F
5.シティーコープ国債指数に連動するIDX-F
補足
そして資産配分は、例えば株式:債券を2:1とし、世界の株式時価総額の48%を米国ですから、1.に株式の50%、2.に株式の40%、3.に株式の10%をそして債券は世界の発行額の米国の占める割合は21%ですが、米国にお住まいになっていることを考慮して、4.に50%、5に50%の配分をお勧めします。
私のHPに資産形成の話として投資信託、資産配分を掲載していますので宜しければご一読ください。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-1.htm
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
評価・お礼
emv11106 さん
吉野様
お忙しい中迅速かつ丁寧にお答えいただき恐縮です。送っていただいたリンクを早速読んで勉強中です。アメリカだと資産運用はなんとなく「常識」であるので、かえって私のような初心者が一から学ぶにはいろいろ戸惑うことがありますが、このサイトでしっかり基本ができそうです。たいへんありがとうございました。
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この回答の相談
現在アメリカ(ニューヨーク)に住んでいるものです。
既婚、子供なし、共働きです。
こちらの回答がとても丁寧で詳しいので、日本の外のことではありますが、思い切ってメールさせていただきます。
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emv11106さん (神奈川県/33歳/女性)
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