対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
2
滋賀県での結露
6年前の質問ですが、当方が回答します。
結露は、断熱材の質と厚みには関係しないと考えます。
暴論ですが、むしろ、断熱しない方が結露は起こらないと言いたい位です。
彦根市での気象データを調べました。
此の場所での湿度の高さが、冬も、夏も、年間を通して75%です。
緯度は違いますが、多の場所での年平均の湿度を記します。
三重県津市68、大阪府大阪市64、岡山県岡山市67%です。
此のデータから思うのは、滋賀県での建物は断熱よりも、防湿・防露対策が必要です。
残念ながら、防湿・防露は、今の建築の業界では、無視されている分野です。
お客様がやれる対策は、ひたすら除湿をするしかありません。
換気は、外気の湿度が高いので、効果は不明です。
ただし、冬の平均風速が3.3mありますので、湿気を排除できる可能性はあります。
換気は、北西の窓を開けて、ドアも開けて、風の通り道を作って下さい。
窓だけ開けても換気の効果はありません。
換気の回数もいろいろ試しながら決めて下さい。
以上です。 2014.12.14 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
新築に住み始めましたが、寒いんです。
最近の朝の外気温は2,3度 室温は、寝室で、家族4人が寝ていますが、11度位です。廊下や寒い部屋では、9度位になっています。暖房はエアコンを使用。廊下、洗面に… [続きを読む]
kaminakaさん (滋賀県/36歳/女性)
このQ&Aに類似したQ&A