対象:住宅設計・構造
新築に住み始めましたが、寒いんです。
最近の朝の外気温は2,3度 室温は、寝室で、家族4人が寝ていますが、11度位です。廊下や寒い部屋では、9度位になっています。暖房はエアコンを使用。廊下、洗面に行く時は寒くて、びっくりします。寝室は、寝る前にエアコンをかけるのですが、エアコンをとめると、みるみる室温が下がってきます。部屋は寒いのに、湿度はたかく、ペアガラスの樹脂サッシのわりに、窓や窓周りが毎日結露します。
寝室の和室は毎日布団をあげ、窓を開けていますが、今朝そうじをしていたら、畳にかびがはえているのを発!!ショックをうけています。
リビングもクロスが結露していたり・・・
換気もきをつけていると思うのですが・・
寒いうえに、結露等がはげしくて、こまっています。
断熱材は、床下はマイクロG、壁はロックウール50ミリ、天井はロックウール75ミリです。外壁はパワーボードです。設計士さんは建設時、「温かい家になりますよ!」と言っていたのですが・・家ってこんなものですか? なにか対処ほうってあるんでしょうか?
教えてください。
kaminakaさん ( 滋賀県 / 女性 / 36歳 )
回答:5件
結露、、、
こんにちは、yamayosi | 山下です。
結露・断熱でのお悩み
現状装備でできる対処法を考えてみます。
***結露は換気が肝
*結露はどうして発生するの?
何故結露発生するか簡単に解説
冷却したグラスを想像して下さい^^
水滴がポタポタとグラスの廻りにつき始めます
この現象はグラスの廻りの空気が冷やされ
空気中の水蒸気が水に変化する事を結露と言います。
居室内の場合は空気中に含まれる水蒸気
が冷たい部位に触れると水滴へ変わり結露
になります。冷たい部位とは窓ガラスなどが多く
発生します。
*検証
畳のカビ気になります
まず個人で調査できる範囲は
畳の下がカビが発生していないか一度畳を上げ見た方
が良いでしょう床下の構造にカビが発生していないかも
見られた方が良いでしょう(床下収納があれば取り外せば見られます)
*対処
24時間換気はなさっていると思いますが
換気量を増やしてみては如何でしょうか?
通常キッチンの換気扇の常時換気のみだと思いますが
弱又は中程度で実施し検証するのも良いかと思います
空気の入れ換えの際、一部の開口では無く対称的に
開口し空気の入れ換えも大事。マンションなど
空気の対流が悪く換気しにくい間取りから結露が発生します。
対流を良くし換気するのも結露発生を防ぐ対策です
エアコンのルーバー風向きが一定に設定されていると
部屋はなかなか暖まりません、上下に羽を動かし可動
すると暖まりやすくなります。
*注意
結露には、表面結露と内部結露があります。
kaminakaさんの家は表面結露が発生しています
表面結露とは、物質の表面で生じる結露のことです
内部結露とは、物質の内部で生じる結露の事
断熱材・畳内部でよく起きます
熱の伝わり方の違う材料の接合面で結露が起き劣化を起こすのも
内部結露の一種と考えられます。内部結露は、健康や、建物の劣化など
悪影響を及ぼしますので専門家に調査依頼された方が良いでしょう。
ご参考になれば幸いです。
>http://www.yamayoshi-office.com<
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設計士か工務店には相談されましたか?
kaminakaさん はじめまして。
結露と寒さ大変ですね、心中お察しします。
まず、大切なのは設計された設計士さんに相談してみる事ですが
相談はされましたか?また、工務店の方に実状を少しでも早く伝え
現状をお話しするのが先決だと思いますよ。
実際の状態を見てみないと確かな事は言えませんが、通常、冬は
過乾燥気味です。自宅の湿度はいくらくらいですか?
適正は40〜60%くらいです。冬は20〜30くらいになりやすい
ので、適正範囲なら逆にいいと思いますよ。
それと、湿度と結露は原因が全く違う可能性もあります。
文面ではこれくらいしかお伝えできませんが、工務店か設計士にまず
しっかり伝えて、見てもらってください。
そして見てもらった状況を良かったらこのALL ABOUTにUP
してもらったら具体的な対処法も明確に見えるかも知れません。
改善される事を祈っています。
八納啓造 拝
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- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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風の流れのチェック
専門家の方々の意見がある程度出揃っていますので、私は別の切り口から考えて見ます。
戸建てに住まわれる前は集合住宅に住んでいませんでしたか?
集合住宅に比べると、断熱材をしっかり入れていても戸建て住宅は寒く感じますので、慣れるまで少々時間がかかります。
それはさておいて、結露の問題が気になりますが、加湿器を稼動させていませんか?加湿器は適当な湿度を保てばいいのですが、えてして過剰なくらい加湿させてしまう方が多いようですのでいかがでしょうか。
近年の住宅は高気密住宅でなくても密閉度が高いものになりますので、空気中の余分な水滴は行き場を失って結露という現象を起こします。
加湿器をかけるならば適切な換気も必要ですので、一度再チェックをされてみてください。
断熱材の仕様は、適切な施工が行われているという前提でいえば、適切だと思いますが、加湿器も稼動させていないにもかかわらず異常な結露となると、施工会社や設計者に一度見てもらったほうがいいでしょうね。
空気の流れの簡単なチェック方法として、全ての窓を閉め、全ての換気扇やエアコンなどの風を出す機器を止めてタバコや線香などに火をつけて、煙の流れを確認してみてください。煙がある方向に流れているのであれば、どこかに隙間があると予想できます。煙がほぼ垂直に上がれば、影響を受ける隙間は少ないと考えられます。
早く問題箇所が見つかるといいですね。
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床・壁・サッシの表面温度を上げないと解決できません
外気温2度 室温11度なら 樹脂サッシの表面温度は、5-6度でしょう
この温度で表面温度をさせない為には、
カラカラの湿度環境(20度で30%程度)が求められます
それでは、健康な暮らしは出来ないことになります
室温を就寝時でも15度以上を維持しないと、サッシや床や壁の表面温度が上がらず
表面結露を起こします
このときの相対湿度は結露対策で言えば55%程度が望ましいところです
そのためには、暖房をする、換気をする その両方が求められますね
室温が急に下がると言うことは、気密性能に弱点がありそうです
床と壁の断熱材が50mm、天井が75mm、ペアガラスの樹脂サッシという組み合わせですが
これは、平成4年制定の新省エネ基準レベルの断熱厚さです
平成12年に制定された次世代省エネ基準の断熱厚さは
滋賀県でも床・壁100mm天井200mmが推奨されています
床壁は、これからの工事は難しいとしても
天井裏なら断熱材の追加が出来そうですね
ペアガラス入り樹脂サッシを採用されたことで、設計士さんは
「暖かい家」と表現されたのでしょうが
気密性能に弱点があれば、断熱材の性能が十分に発揮されず、
「冷えやすい家」になってしまいます
天井の断熱材を厚くする、気密性能を上げる、これくらいなら、
大きな負担にならず改修できそうです
一度、断熱気密の専門家に相談して、気密測定を受けてみてはいかがでしょうか
タタミのカビ防止の手っ取り早い対策は
布団を敷く前に、厚さ20-25mmのポリスチレンボード系断熱材を敷いてから
布団を敷くと、カビの発生防止ができると思います
ホームセンターなどで1枚千数百円で売っていると思います
お試しになってはいかがでしょうか
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敷浪 一哉
建築家
-
人間からの蒸気もすごいですよ
kaminakaさんこんにちは。
せっかく引っ越した新しい家が結露でビショビショになるのはショックですよね。
結露は先述の建築家の方が書かれたとおり、いろいろな条件が重なっておきます。
同じ断熱条件でも、個々の家によっておきたりおきなかったりするものです。
たとえば寝室の和室で家族4人が寝られてるということですが、寝ている間に人間から出る蒸気(汗など)は結構な量があります。寝室一部屋に4人で、部屋のドアを閉めた状態ですと、窓が結露する確率は相当高いと思いますよ。今後も4人で寝られる場合は対策が必要でしょう。
寝室での結露対策は、結露する窓付近の空気を動かす必要があります。扇風機や空気清浄機で風を送るという手もありますが、冬場はその風が寒くて大変ですよね。
その場合、小さな電気ストーブやオイルヒーターを窓の前に置くという手があります。
そこで発生した熱が対流を生んで、熱源の真上に向かって空気の動きが生まれます。
一度試してみる価値はあると思います。
そのほかリビングでも結露が起こっているようですね。リビングも寝る直前まで皆さんが過ごしている部屋ですから、暖かくなってますよね。その空気が朝にかけて下がってきたときに結露になる可能性はあります。寝室同様窓際にヒーターを置くという手もあります。それ以外では夜寝るときはリビングのドアを閉めているのならば開けておいたり、キッチンの換気扇をつけっぱなしにしておいたりと、すぐにできそうな対策はそのくらいですが、試してみるとよいでしょう。変化があるかもしれません。
寝室は今後も4人で寝られるのならば、換気量をもっともっと増やさなければなりません。専門家へご相談されることをお勧めします。
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