留守中のトイレのしつけについて
ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
飼い主さんがいれば良いのかのだけれど、いなくなった途端に豹変するワンちゃんというのは、他人から見れば微笑ましかったりするのですが、飼い主さんは大変ですよね。
状況をお聞きしている限りでは、少し分離不安と社会化不足があるような気がします。色々調べていらっしゃるのであれば「分離不安」や「社会化不足」という言葉はご存知かもしれません。
「分離不安」の基本的な考え方としては、飼い主さんのいる時間と留守番の時間で環境を変えすぎない、ということが必要になります。留守番の時はケージの中で、飼い主さんがいるときはずっと放し飼いというのは最も「分離不安」になりやすい状況です。
「社会化不足」というのも散歩に行ったりする時間が少なく、外の社会に馴れていないので不安傾向が高いということです。休日はなるべく散歩の時間を増やしたり、平日でも短くても散歩の時間を取るようにしてあげてください。
トイレの問題などはトイレトレーニングの問題だけだと思っている飼い主さんが多いですが、分離不安や社会化不足で、不安傾向が高いために、トイレの回数が増えたり、我慢ができなくなっているワンちゃんも少なくありません。
こういうワンちゃんには飼い主さんが叱ったり、罰を与えたりすると余計に不安が高くなりますので、悪化する傾向があります。
どうしてもできない場合は、ワンちゃんのデイケアに預けて、社会化トレーニングをしてくれる所も増えてきましたので、ご相談されてはいかがでしょうか?
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
3歳と4歳のトイプードルがいます。
4歳のトイプはまだ落ちつきがあり、トイレもちゃんとトレーの上でしてくれます。
バタバタせず大人しく良い子にしています。
小さい時になかなかしつけが出来ず、3… [続きを読む]
bejitoraさん (大阪府/31歳/女性)
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