対象:リフォーム・増改築
上村 美智夫
建築家
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マンションのコンクリート壁補修と鉄筋の錆との関係について
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はじめまして、PAO建築設計の上村です。
マンションの規定が文面の内容とすれば、直径5mm、深さ2.5センチの穴は規定内と考えて良いと思われます。
一般的な鉄筋コンクリート造のマンションの内壁については、壁内部の鉄筋は壁表面より3cm以上離れています。
このことの目的は、火災による熱と、湿気等の水分から鉄筋を保護する為です。
開けた穴にコンクリート釘等を打ち込み使用するのであれば、それで問題はありませんが、穴を使用しない等で、穴に何も充填されていない状態で長く放置しておくのは、あまり好ましくありません。それは、コンクリート内部の鉄筋に、湿気等の水分や酸素が届きやすくなり、鉄筋に錆を発生させるリスクが高まる為です。よって、使用しない穴は、気密性、水密性のあるシーリング材(コーキング材)等で充填し、密封しておく事をお勧めします。
シーリング材(コーキング材)等は、ホームセンター等で購入可能な気密性、水密性のあるものでよいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
評価・お礼
みっちゃん1970 さん
2014/05/10 19:51
ご回答頂き心から感謝します。とても詳しい説明、適切なアドバイスを頂き本当にありがとうございました。不安と後悔の念で苦しみましたが、回答を拝見し、少し安心しました。穴には、コンクリートエビプラグ5×25というものがはめ込んでありますので、大丈夫ですよね?規定内とはいえ、管理会社に申請せずにやってしまったこと、とても反省してます。
ご回答本当にありがとうございました。
上村 美智夫
2014/05/11 17:02
返信ありがとうございます。
レールを取り付けるのであれば、コンクリートエビプラグ(ナイロンプラグ)の方が、取り付けた後の緩み等の心配が少なく、コンクリート釘より適しているようです。
壁内部の鉄筋の錆については、穴をコンクリートエビプラグで充填し密封しているので、問題はないと思います。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
コンクリートの壁に、レールを取り付けるため、直径5mm、2.5センチの穴をドリルであけてしまいました。マンションの規定には、直径8mm以内のコンクリート釘を用いて、その壁の外面から3センチ内… [続きを読む]
みっちゃん1970さん (千葉県/43歳/女性)
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