対象:生命保険・医療保険
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老後の資金準備について
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こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。
老後の資金準備ですが、年齢的に30年近く先のことです。その場合に今のように低金利で長期で金利を固定する商品で運用するとインフレリスクを伴います。インフレリスクとは物価上昇による貨幣価値の下落リスクです。
よって、長割終身や長割定期は長期の固定金利の商品ですのでインフレリスクを抱えることになります。
ソニー生命の変額終身については、インフレリスクをヘッジするために開発された商品です。ただし、ご自身で運用先の変更などを行わないと貯蓄には向きません(価格変動リスクがあります。)。運用に興味があるのであれば悪くはありません。
ただ、今のように低金利の時代は保険は保険、預金は預金で考えたほうがいいでしょう。
老後の資金準備の前に住宅購入などの大きな買い物は予定されていませんか。
もし、住宅購入などを考えているのであれば、そちらの資金準備を先にしたほうがいいです。低金利で老後の資金準備をするよりもその分自己資金をため住宅購入の頭金に入れたほうが、長割終身などの利回りより高いローン金利などが浮きます。
貯蓄の順番を考え検討してみてください。
最後に保険で貯蓄を考えるときは解約返戻率ではなく、一年当たりの利回りを計算し検討しましょう。また、どうしても保険で老後の貯蓄というのであれば個人年金保険のほうが個人年金保険料控除が使えるので実質の利回りは高くなります。
評価・お礼
モコピ さん
2012/09/26 21:11
ご回答ありがとうございます。
>長割終身や長割定期は長期の固定金利の商品ですのでインフレリスクを抱えることになります。ソニー生命の変額終身については、インフレリスクをヘッジするために開発された商品です。ただし、ご自身で運用先の変更などを行わないと貯蓄には向きません
そうだったのですね。生命保険も兼ねているし、元本が増えて戻ってくるなら好条件だと思っていたのですが、そんな単純な話ではないのですね。
住宅については既に購入済みでして、フラット35Sにて1年前にローンを組みましたが、そちらの繰上げ返済を先にしていった方がいいという事ですよね?
>保険で貯蓄を考えるときは解約返戻率ではなく、一年当たりの利回りを計算し検討しましょう。
60歳を過ぎて戻ってくる金額にばかり着目しておりました。
相談した担当者の方はとても条件のいい商品だから、保険会社もあんまり売りたがらない等言っておられましたので、良い商品を教えてもらえて良かったと思っていたのですが、こちらで相談させて頂いて良かったです。
どうもありがとうございました。
回答専門家
- 辻畑 憲男
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 株式会社FPソリューション
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します
「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
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この回答の相談
主人33歳 私34歳の夫婦です。
生涯子供は作らない予定です。
先日保険代理店で医療保険の相談をした際、老後の生活資金について不安があると伝えた所、東京海上日動の長割終身を勧められました。
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モコピさん (大阪府/34歳/女性)
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