対象:体の不調・各部の痛み
野口 創
鍼灸マッサージ師
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整形外科をもう一度受診してみてください。
奈良の登美ヶ丘治療院の野口と申します。
本を持って読むのがつらいというのは日常生活にも支障をきたすでしょうし、
お辛いであろうとお察しします。
痛みがあるということですので疑いが強いのはやはり整形外科的な要因ではないか
と思います。
整形外科でのレントゲン撮影時はMRIの撮影はすることにはならなかったので
しょうか?
症状をお伺いしている範囲では、腕の位置の変化や物を持つことによって症状が悪化する
ようなので、整形外科的な要因である可能性はあると思います。
整形外科的な要因からくる手のしびれはいくつか原因があります。
一つ目は頸椎からのもの。頸椎ヘルニアや頸椎の変形、頸椎の間隔が狭くなるものなど
はこれに含まれます。
二つ目は首や鎖骨周辺の筋肉が緊張した結果、首から腕に伸びる神経を圧迫して
起きるしびれです。これは胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)
と呼ばれます。
三つ目は肘周辺で神経の圧迫が起きるパターンです。これは肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)と呼ばれます。
二つ目や三つ目の要因はレントゲンなどの画像診断ではわからない範囲になります。
整形外科ではレントゲンによる診断だけだったようなので、MRIなどの検査も含めた形で
もう一度整形外科で診察を受けてみてはいかがですか?
現代はセカンドオピニオンを求めることも当たり前の世の中になってきています。
いくつかの病院で診察を受けることも一つの手だと思います。
また鍼灸治療はそのようなしびれの治療には非常に効果的です。
治療法に迷った時は選択肢の一つに入れてみてください。
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