対象:住宅資金・住宅ローン
フラット35の繰り上げ返済につきまして
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はじめまして。
「さくらシティオフィス」の代表者、
ファイナンシャル・プランナー CFP®認定者の松本です。
気づいた点につきまして、書かせていただきます。
結論としましては、
あなたが直感的に感じられている通り、
100万円を手元に残しておかれたほうがいい。
そのように、私も考えています。
気になるのが、赤字になってしまう月があること。
このことに尽きるように思えます。
100万円でも、50万円でも、同じことですが、
手元のお金を減らしてまで、
繰り上げ返済しなければならない理由が見つかりません。
100万円すべてを、あるいは、
保険満期金の一部の50万円を繰り上げ返済にまわした。
その時、あなたは、どのようなお気持ちになられますでしょうか。
一度返済したお金は、取り戻すことができません。
確かに、返済月額の軽減や返済期間の短縮、返済総額の軽減など、
繰り上げ返済には、メリットも存在することは認めます。
ただ、プランニングの実務を行っていますと、
あなたのように個別具体的なケースによっては、
繰り上げ返済することにより、キャッシュフローを減らしてしまい、
その事によって、想定外の事態が発生した場合に、
困られる方が、少なからずおられるのは、事実です。
手元にお金を残されておかれたほうが、
あなたやあなたのご家族が安心できるように思えます。
その安心感が大切なのです。
貯蓄額に不安感をお持ちで、かつ、
家計において、赤字になる月があるのであれば、
繰り上げ返済を優先させる必要性はない。
赤字になる月には、何が原因になっているのかなどを、
把握されてから、赤字を出さなくなるように心がけて、
家計を管理していくことも重要なポイントになります。
今の家計状況を、しっかりと把握してから、
あなたに不安感がないような状況になってから、
繰り上げ返済について、考えられても、
決して、遅くはないように思っております。
あなたの感じておられる通り、
保険満期金を手元に残されることを、
私は、支持する考えを持っております。
あなたが、参考にしていただける回答になっていれば、幸いです。
「さくらシティオフィス」
CFP®認定者 松本 仁孝
評価・お礼
まさっち さん
2010/12/01 21:39
回答いただきありがとうございます。
大変参考になりました。
回答専門家
- 松本 仁孝
- ( 大阪府 / 行政書士 )
- さくらシティオフィス / 行政書士 松本仁孝事務所 代表者
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離婚、相続手続き、家計の見直しや不動産についての相談。また、相続発生前の事業承継についての相談をお受けしていて、気づかされるのは綿密なプランを作成することの重要性です。行動される前段階でのあなたに役立つプランづくりを応援しています。
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この回答の相談
保険が満期となり100万円が戻ってくるのですが
繰り上げ返済に充てるべきか否か悩んでいます。
フラット35で2200万借り、まだ3年目です。
貯金は50万円程で月3万円程貯められる時もあれば
若干赤… [続きを読む]
まさっちさん (千葉県/33歳/男性)
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