対象:住宅設計・構造
基礎から排水できる構造
土地に盛り土をしたり、基礎の高さを上げることはできます。
ただし基礎下に盛り土するのは沈下の危険があるので、基礎下は砕石を引いて転圧するような工事になります。どのくらいの費用アップかはその土地の地盤状況にもよるので土地レベルの状態や地盤調査をしないとなんとも言えません。おそらく数十万から100万以下くらいの間でしょう。(地盤改良は別として)
基礎は高くするといっても、高さ制限の問題がある地域ではそうそう高くできません。高くした場合も床下換気口があるとそこから水が入ってくるので、基礎パッキン工法か基礎断熱工法にしないと高くした意味がありません。
そのようにした場合でも床上浸水の恐れが本当にある場所でしたら、一旦洪水がおきればおそらくその上まで水はくるでしょうから、そこはあきらめて復旧しやすい構造にする手もあります。具体的には、玄関土間あたりから基礎に入った水が出て行くような構造にする事です。
水害の多い地域では昔からそのような造りになっている所はあります。
思いっきり床を上げたければ、雪国の家のように基礎を1mくらい上げて高床式にする方法もあります。外階段をあがって玄関という形ですね。高さ制限が緩い地域でよほど水害が危険な場合ですが・・・。
どのレベルで備えをしたいかによって対応もかわります。
回答専門家
- 小松原 敬
- ( 神奈川県 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
富士北山の木で家を建てませんか
富士の裾野で育った産地直送の天然乾燥無垢材を使って、エコで健康的な家造りをしませんか。無垢材対応金物工法・特殊ビスによる5倍耐力壁で、耐震等級3でありながら風と光が通る大開口をもつパッシブデザインの家がリーズナブルに建てられます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A