- 和久井 海十
- セルフメディアエイジェント
- ITコンサルタント
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
昨日に行き続き、新入社員の抱える潜在的リスクのお話です。
今日は彼らに対してどのようなアプローチをしていくのが正しいのかを考えてみます。
ネットやケータイ、スマホに当たり前のように接してきた世代は、
学生時代から当たり前のように自分のブログを持って、
社会人になってからもSNSで友達と積極的にやり取りをしています。
匿名だからバレないだろう、
学生時代のことだから問題ないだろう……
さかのぼってそれらのアカウントを見ると企業としてはドキッとするようなことが書いてあったりすることもあります。
匿名というのもあてにならないもので、いざ、炎上モードに入ってしまうと、
2ちゃんねるをはじめとする掲示板に情報が拡散し、
ブログにアップされた写真やtwitterでの発言、過去のすべての情報をつなぎあわせて、個人の特定はもちろん、本名や務めている会社、手がけている仕事まで特定されるケースも少なくありません。
さらに企業への帰属意識の低いアルバイトが、漏らしてはいけない情報をネットに広めてしまうコンプライアンス上の問題も多く見られます。
「タレントの◯◯を見た、店に来た」
「○○と☓☓がバイト先の飲食店に一緒に来た」
本人は仲間内の井戸端会議のつもりでも、ネットに出ている情報は誰かに見つかる可能性があります。各種サービスのプライバシー設定も万全ではありません。
これらのリスクを雇用者にしっかりとアナウンスして、会社としてルールを作り、運用規定を守らせる。ときには、ネットのリスクを知る専門家に依頼して研修を受けさせる。大げさではなく、これからの時代に必須の社員教育です。
企業としては彼らが問題を起こしてから責めるのではなく、先見の明を発揮して、
想像力を働かせて、しっかり教育して行かなければいけません。
問題を起こした社員は何らかの処分を受けます。何も知らない状態で入社した彼らを育て、戦力にするの企業の責任です。ここでの教育が不十分なために、前途有望な若者のその後の一生を台無しにしてしまう可能性もあります。
新入社員への十分なネットリテラシー教育
社員研修のメニューにぜひ加えていただきたい項目です。
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