20.「認知的不協和」とは? - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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20.「認知的不協和」とは?

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「こころ」の不思議な話

人は自分の意思決定が正しいと信じたい



日々、色々な「買い物」をされていると思います。
「買い物」には「決断力」がいりますね。

恐らく「買い物」の最高額は、家の購入だと思いますが、
これは、相当な「決断力」を必要とします。

「家」までいかなくても、テレビやパソコンなど
数十万円のものでも、
「買うべきか、買わざるべきか」
また
「どれを買うか」
でかなり悩むと思います。

もちろん経済的な状況にもよりますが、
一度、買ったとなれば、
後は「後悔」なきよう活用するだけです。

大金持ちであれば、
「また別の買えばいいや」で済みます。

買い物で一番したくないのは、この「後悔」ですね。

例えば10万円で「パソコン」買ったとします。
他店の価格状況など見比べて
「かなり安く買えた!」と思っているとします。

すると、人は、家電店のチラシなどを見ることを
避けるようになります。

これは「自分の行動が正しかった」ということを
信じたいがためです。

ですが、偶然、テレビCMを目にしてしまい、
他店で同じ製品が9万円で売っているのを知ってしまいます。

すると、価格重視だったその人は
心の中にもの凄い「葛藤」が生まれます。

「なんだ〜、あっちで買えばよかった」

このように、
二つの相容れない考えが心に発生している状態を

「認知的不協和」

と言います。
こうなると人は、
なんとか自分の決断が正しかったと
心を協和させようとします。

「保証がある」とか
「ポイントがついている」とか
「アフターサービスが違う」とか、

いろいろな理由を探し出し、こじつけます。

これを

「認知的不協和の解消」

と言います。

人は自分のしたことが「正しい」と思いたい
そういった生き物のようです。



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