トップライトの効果 - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

堀 紳一朗
忘蹄庵一級建築士事務所 代表
東京都
一級建築士

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対象:住宅設計・構造

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トップライトの効果

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やさしい建築であること

屋根に設置される窓をトップライトまたは天窓といいますが、これは壁面に設置される通常の窓に比べて同じ面積でも数倍の採光効果があります。また、住まいの中を自然の力で通風や換気をするには建物の南北に風が通り抜けるように窓を配置する必要がありますが、開閉式のトップライトを設けることによって上方に向かって空気の流れ道をつくり通風・換気効果を高めることもできます。

トップライトは窓サッシのメーカーが作っているものであれば窓サッシと調和が取れますし、北欧のメーカーが作っている断熱性に優れた木製サッシなどもあります。窓の開閉にはフックの付いた長い棒を使って手動で開閉したり、リモコンやスイッチを操作して電動で開閉したりすることができます。ブラインドも同様に操作できますので明るさも調整できます。扱い方を間違わなければ雨漏れの心配もほとんどありません。

 

トップライトには採光や通風の効果だけでなく空間を演出するという側面もあります。本来であれば光が届きにくく閉鎖的になりやすい場所に天窓は設けられる訳ですから、そこから降り注ぐ光を生かすことによって神々しい雰囲気や、開放的な雰囲気を演出することが出来ます。設置を検討していただきたいアイテムの一つです。