- 荻津 郁夫
- 代表取締役
- 神奈川県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
玄関ホール:
床中央は杉の無垢板です。もともと樽だった材料を平面に加工突付けで施工し、延段風の設えとしました。柾目の杉の柔らかなテクスチャーがいい足ざわりです。
両脇は20年前に庭木を製材した欅の無垢板を目透かしに貼りました。杉と対比的に木目を主張しています。
手前の上框も欅無垢一枚板。しっかりとした存在感です。
天井板も解体した既存住宅の杉板を再生したものです。
正面腰板と天袋の引戸は、杉板を凹凸に交互に板目と柾目を配しました。
半分以上は再生材を生かした仕上げとし、本格的な珪藻土塗と組み合わせて、時を継承し、時と共に味わいの深まる空間をめざした住宅です。
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