【PCスキルアップ】ノンデザイナーがこれからデザインを勉強する方法　～制作編～

営業編に続く制作編です。

営業編は、コミュニケーション力、ヒアリング力、スケジュール管理能力などの能力系のスキルですが、今回の制作編は技術系です。こちらのスキルはよく職業訓練校やパソコン教室で習得できるもので有名ですよね。

「現場のデザイナーに求められる能力＆スキル」としては、前回の営業編のスキルの他に、制作スキルとして以下の3つのスキルが求めらるでしょう。

1.印刷知識

曖昧・抽象的なイメージをデザインとして仕上げるには必要不可欠な知識です。印刷知識が豊富だと表現の幅も広上がります。Webデザイン講座などでは身に付けられないものもありますので、印刷会社さんの見学やDTP関連書籍を勉強してみると良いでしょう。

2.デザイン知識

黄金比率、グリッドなどのデザイン様式や知識です。論理的にデザインが説明できることで、クライアントへの説明力やアイデアなどに困った時の助けになります。

3.グラフィックソフトのオペレーション（操作方法）

この3番のみを職業訓練で身に付けていざデザイナーへと思われている方も少なくないと思いますが、Adobe社のIllustrator、Photoshop、InDesignなどのグラフイックソフトは、あなたのアイデアをかたちに表現する道具ですので、1や2の知識がないとなかなかそのアイデアをかたちにできずただの基本操作で終わってしまうでしょう。これらのソフトウェアツールの基本操作を習得したら、ぜひ1と2を学んでみてください。

1～3以外に現場で求められるスキルとしては、

「デザイン楽しい、デザインが好き」というあなたの気持ちではないでしょうか。

私もデザインナーではない人間で、社会に出てからデザインを学びました。下記に参考の書籍をまとめましたので、今頑張ってデザインを勉強されている方はぜひ参考にしてみてください。

▼新人デザイナーのためのデザイン・レイアウトの定番を学べる本▼

こちらは色彩デザイン・配色のルールが学べます。色の基本知識や1～2色でのデザインテクニック、演出などが学べて、ここを直せばデザインがぐっと良くなるというポイントが少しずつわかってきます。

▼新人デザイナーのための色彩デザイン・配色のルールを学べる本▼

私もそうだったのですが、デザインを勉強すればするほどなんか疑問が多くなってきることもあるでしょう。クライアントのなんとなく～な部分を制作していくので楽しい半面、苦労もあります。そんなときにはこの「デザインのデザイン」を読んでみると、デザイナー哲学のようなものを感じることができるのではと思います。息抜きに読んでみては？

▼デザインのデザイン▼

最後は私がデザインの仕事をする上で、事務所に置いている2冊をご紹介します。一緒に仕事をしているインターン生にもこの2冊を渡して、デザインを現場で学んでもらっています。
デザイン学校ではない、仕事でこれまであまりデザインに関わってきていない方でもデザインのセオリーやコツがとても具体的に説明されており、専門用語の説明もあるのでスラスラ読めると思います。「どうしてそのデザインに魅力を感じるのか、感じないか」といった解析に役立つ書籍です。

▼デザインのルール、レイアウトのセオリー。▼

次の書籍はデザインテイスト別に200以上のウェブサイトが掲載されているので、クライアントの◯◯っぽくしての時に大変参考になる書籍だと思います。

▼ウェブデザインコーディネートカタログ▼

このコラムが今Webデザインを勉強している新人さんや職業訓練中の方のお役に立てば幸いです。

※当社にてデザインのワークショップを毎週行っております。PhotoshopやGIMPなどでデザインしながら、楽しくデザインを勉強しましょう。あなたのご参加をお待ちしております。