- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
会話は心と心がふれあうこと!
前コラムにてイギリスの哲学者
フランシス・ベーコンの言葉をご紹介しました。
「読書は充実した人間を作り、
会話は気がきく人間を、
書くことは正確な人間を作る。」*1
「会話」は脳を活性化する
行動神経学者の中村裕子氏は、
『もっとも脳が活性化されるのは、
「話す」「書く」など個々の表現を
行っているときではありません。
「談笑している」ときなのです。』*2
と言っています。
またNHKプロフェッショナルの司会でも著名な
脳科学者の茂木健一郎氏は、
こんなことを本の中で書いています。
『他者の存在が、自分自身が何者であるかを発見する、
あるいは新しい何かを創造する上で重要な役割を果たすことは
会話において典型的に現れる。
会話においては、自分の中にすでにある情報が、
他人に伝わるということだけが起こるのではない。
他人の存在に触発されて、
自らの新しい言葉が生み出される。』*3
「会話」は会って話すから「会話」
人は「言葉」を持ちました。
「以心伝心」もありますが、
普通は「言葉」を通じて会話をします。
「言葉」を持った動物は人間だけです。
「言葉」は人間を特殊な存在にしました。
「言葉」が邪魔をすることもありますが、
「言葉」を通じてよりわかりあえるのが人間ですね。
その「言葉」を使う「会話」は、
人にだけ許されたとても
素敵な相互理解を深める力です。
言葉がふれあい、
心と心がふれあいます。
メールは便利です。
メールでも「会話」はできるでしょう。
でも、「会話」とは
人と人が「会って話す」から「会話」です。
心と心が出会うことですね。
だから、「会話」は
「気がきく」人間をつくるのだと思います。
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