動き出したサイバーエージェント

2012-10-27 07:00

おはようございます。ワクワクの和久井です！

引き続き「動き出したサイバーエージェント」を探るべく、
決算説明会の資料を紐解いて行こうとおもいます。

資料８ページをご覧になるとわかりますが、

http://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/JA1b/a6Dn/LRII.pdf

2Q（1～３月）と３Q（４～６月）の減益は、
必ずしもコンプガチャ、Amebaピグの規制だけが原因ではないのが
わかります。

①の期中に発生した要因として
　スマートフォンへの追加投資（SAP事業、Ameba事業、ネットビジネスユニット）

②の例年の季節要因として、新入社員267名含む人員増
といった積極的な設備投資による前向きな企業姿勢に裏打ちされた減益のため
マイナス要因にはなりません。

では、今回の積極的な設備投資は何のため？と気になりますが、
実際のところどうなんでしょう。

ネットビジネス総合事業について書かれている14ページ、15ページ、
さらに20ページの３ページをご覧頂くと、人員増は新たな市場への投資のためで
あることがわかります。

海外向けのゲームが好調で、
21ページではSAP事業として海外向けゲームを強化していくとあります。

実際、サイバーエージェントの方と話をしたとき、これからはどんどん新しいタイトルを
だしていくと話されていました。

当たるかどうかわからない、しかしどれかがひとつでも大化けすればいい、
という期待も込め人員を増強しているのです。

資料５ページの連結役職員の推移（四半期）のグラフでは、前述の新入社員267名とは別に、
158名の人員増があり、うちエンジニアの比率は43.1%と全四半期の41%をわずかながら
上回りました。

６ページの連結決算概要からは、新入社員や中とエンジニアの採用で人件費が増えた事で、
コストとしては約２割のアップになりましたが、どうしてあえてコストをかけるのか？が
よくわかりました。

先手必勝、サイバーエイジェントはコンプガチャ全廃やアメーバピグの規制に縛られる事無く、
新たなる市場で勝負をかけるべく進み始めているんですね。

新たなる市場といえば、先月２５日にサイバーエイジェントが
サイバーエージェントFX　「外貨ex」スマートフォン向けコンテンツとして
“私立サイモ学園”の提供を開始しました。

授業形式でFXを学び、取引に使えるポイントが貯めるといったふれこみです。

コンセプトはFXの啓発で、学校形式の授業を展開するスマートフォン向けコンテンツです。
“私立サイモ学園”は、FX初心者でも楽しみながらその知識を習得できるようにと、
FXに関する初歩的な問題をクイズ形式で出題し、問題に回答していくという内容になっています。

http://www.cyberagentfx.jp/

FXのサイバーエージェントといわれる日も近いかもしれませんね。

では、FX以外のビジネスを目的としたユーザーの取り組みは問題ないのか？という
考えが浮かんできますよね。

すると、２０１２年４月26日に、サイバーエージェント主催のスマートフォン関連の
講座が開催されていました。

「第一回　アプリベンダー様向け　スマートフォンプロモーション」という講座です。

http://atnd.org/events/28054

参考までにURLをご紹介します。

このように、動きがわかってくると、腑に落ちる事が多々あります。
知る＝情報収集は大切ですね。

プレスリリースをチェックしておくといろいろ発見があると思いますよ。

http://www.cyberagent.co.jp/news/press/

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