- 細谷 健一
- グラッドスタジオ一級建築士事務所 代表
- 神奈川県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
こんにちは。
グラッドスタジオの細谷です。
今日は、防災の日ですね。
昨日もフィリピン近海で地震があったり、東北の方でもいまだに強い地震があるので常に
防災意識を持ちたいところですね。
みなさまは、防災グッズや備蓄食など備えていますか?
住宅における防災といえば、耐震が重要視されます。
今週、耐震診断の講習があるのでさらに学んでこようと思っています。
木造を建てる時に耐震のレベルを表す 「耐震等級」というものがあり、その等級は1~3まであります。
等級1 というのは、数百年に一度程度発生する地震(震度6~7程度)に対して、倒壊・崩壊はしないレベルです。
等級2 は、数百年に一度程度発生する地震力の1.25倍の力に対して倒壊・崩壊はしないレベルです。
等級3 は、数百年に一度程度発生する地震力の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊はしないレベルです。
ちょっと難しい話ですが、要は耐震等級3が良いということです。
建築雑誌とか見ていて思いますが「デザインはいいけど、これは耐震等級1ぐらいしか取れていないよなぁ・・・」って思う建物もあります。
特に、耐震等級3を満たすには、プラン的な制限も出てきたり、必要なところに壁が必要だったりしますので
デザイン重視の建物だけでは成立しないこともあります。
デザイン重視の建築家は、耐震よりもデザインに走ってしまう方もいるので、はっきり言って危ない建築家もいます。
何でも見た目(竣工写真)だけで判断してはいけないということですね(笑)
木造で耐震を重視した家を手に入れたい方は、はじめの打ち合わせの段階でこの耐震等級3の話しをされた方が良いと思います。
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