先日のご相談のお客様のことです。
以前に住宅資金相談をした方からの紹介で、ご家族の保険の見直しのご依頼がありました。
本人は20代の独身女性で、保険料がどうも高いように思えるので一度保険の見直しをしてほしいというご依頼でした。
現在ご加入の生命保険は、某大手生命保険会社D社で、保険料は約11000円でした。
保険料が少し高めですが、ともかく保障内容が適正かどうか確認すると、なんと死亡時の保障額が4200万円となっていました。
この方は、ご両親も健在で、実家に同居されています。ご両親ともにまだ現役で仕事をされていますので、日々の生活費はほぼご両親の収入だけで賄えています。
この女性も一部生活費を親に渡しておられますが、万一の場合には、これだけの保障額はどう考えても必要ありません。
D社の保険外交員は、全くお客様のニーズに合っていない保険を販売しています。
実はこういったケースは散見されます。
お客様は生命保険については素人で、細かい保障内容にはこだわらず、保険外交員を信用して保険に加入しているケースがよくあります。
結局はカモにされているだけで、無駄な保障額で、無駄な保険料を負担しています。
知り合いが保険屋さんだという理由で生命保険に加入している人は良くありますが、いくら仲のいい知り合いだとしても、保険は本人と保険会社との「契約」ですので、自分の契約内容はお任せにせずによく確認する必要があります。
ご注意を。
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