引掛けシーリングは照明器具の根元の天井にありますが、“灯台もと暗し”という感じで、普段あまり注意することはありません。
照明器具を取り替えるときに、一応どのようなものが付いているかを確認する程度でしょう。
引掛けシーリングは、照明器具を取り付ける際に電気工事が必要ないため、大変便利です。
いくつか種類がありますが、最近は引掛け埋込ローゼットと呼ばれる10kgまでの照明器具を設置できる耳付き(取り付け金具付き)のタイプが主流です。
これだと簡易取付型の照明器具は簡単に設置できますし、今流行の簡易配線ダクトも設置可能です。
住まい手が照明器具を簡単に変えられるというメリットはありますが、通常新築時に天井中央に当然のように設置されてしまうので、住まい手が照明器具の配置を考える機会を奪っているというデメリットもあります。
また照明器具も限定されてしまいます。
ペンダントやシャンデリアなどの照明器具は、全て引掛けシーリングに対応できるようになり、引掛けシーリングの場所も住まい手が自由に変えられるようにならないかなあなどと夢のようなことを考えてしまいました。