- 鈴木 将樹
- 英語総合即戦学校
- 英語講師
対象:英語
さて、それぞれの単語をどの程度「深く」覚えるのか、ということが大事だと前回述べました。
すべての単語で同じ覚え方をするのは、実はあまり効率的ではありません。
例えば、「キリン=giraffe」という名詞であれば、これはゴロ合わせでもなんでも、意味さえ覚えてしまえばいいでしょう。それでは、動詞の場合はどうか、というと、これは使い方まで覚えておかないと意味がありません。
例えばprevent「妨げる」という動詞がありますが、これはprevent~from-ingという形で使うことが多く、「~が-ingすることを邪魔する、妨げる」という意味になります。例えば、長文を読んでいる際に、このpreventが出てきたら、fromのところまでセットで意味を取らないと「ん?このfromってなんだ?」ということになってしまい、うまく訳がとれません。
話すときでもpreventを使って、どういうふうに文を作れるのか、これを頭に入れておかないと意味がわかっても使えないということになります。動詞は文を作るときに中心になるものですから、覚え方もより「深く」する必要があります。
品詞による覚え方の違いもありますが、ほかには、その単語を覚える際に何が特徴的かを考えて、覚え方に工夫をこらすことも大切です。例えば「simultaneously」という言葉がありますが、この言葉だと音がすごく変わっているので、アクセントに気を付けてどこを強く発音するのか意識しながら、音読を繰り返し、音読とともにイメージを頭に焼き付けるといいと思います。
後はcompetitionだったら、ゴルフコンペのcompetitionだな、と日本語でカタカナになっていたら、それで覚えるのもいいです。それぞれの単語によって、覚えるとっかかりは変わってくるわけですね。
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