戻らなくちゃいけない~モラルハラスメント - 夫婦問題全般 - 専門家プロファイル

佐藤 千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス 
東京都
離婚アドバイザー

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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戻らなくちゃいけない~モラルハラスメント

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モラルハラスメント ブログから

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです


第6回モラルハラスメント語りと癒しワーク
開催します

とき:2012年4月14日(土)10:00-12:30
ところ:西新宿KIHビル(西新宿7丁目)
料金:お一人さま3,000円
*お飲み物、お菓子用意します
*途中退席自由
*女性限定*
詳しくは こちらの記事  をご覧下さい 
*残席3つになりました*
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モラハラ夫のもとを離れ、別居を始めた

時期。



大変揺れ動く時期です。




別居しているとはいえまだ夫婦である事に

違いはありませんから、


妻が出て行ったことを知った夫は、あらゆる手段を

使って妻と繋がろうとします。



メール、電話、FAX、両親や友人を通して。




そして、被害者妻にとってもっともインパクトの

大きな方法は、


子どもを通じての接触だと思います。




周囲の友人などがあなたの受けた被害について

あれこれ言ってきたり、

あなたと夫の間を取り持つから話し合って欲しい、など

アプローチがあったとしても、


それは流したりやり過ごす事が可能だと

思います。


(友人の申し出にいちいち対応する事は、

この時期の被害者妻には大変な負担ですが。。)




ですが、子どもが言う


「パパに会いたい」


や、



夫が言う


「子どもに会わせろ」



は、被害者妻としても無碍に扱う事もできず、

どうしたら良いか困ってしまうと思います。




特に子どもが父親と会いたがった時は、


「子どもの為に戻った方が良いのでは」

「家族を大切に思うなら、戻らなくちゃダメだ」


等と感じてしまう事もあると思います。




仮に面接交渉が行われたケースでは、

父親と離れる時の子どもの様子を見て、


「子どもから父親を引き離した」


と、罪悪感を持ってしまう事もあるでしょう。




この時、良くも悪くも、

あなたは決める事ができるのです。


夫のもとに戻るか、別居を続けるかを。



逆を言うと、

あなたは一人で決めなくてはいけません。



子どもが「パパに会いたい」と言った瞬間。


夫に「戻ってきて欲しい」と言われた瞬間。


面接交渉の際、子どもが父親と離れるのを

寂しがった瞬間。



その瞬間、瞬間には、あなたの隣に相談相手は

いません。



その瞬間瞬間に、あなたは一人で決めなくては

いけないのです。



夫のいない別居中の家に戻るか、

夫のいる自宅に戻るのか。




「戻らなくちゃ」

と気持ちが揺れ動く事は、多くのモラハラ被害者が

経験する感情です。


「戻らなくちゃ」と思う自分を、意思が弱いとか

不安定だとか、責めない様にして下さいね。




私が何をお伝えしたいかと言いますと。。



あなたは、決める事ができるのだと言う事です。


ただし決める時には、

「今」だけではなく、これから先、長く続く生活を

見通して決めて欲しいのです。



今、目の前で涙ながらに謝罪する夫や、

父親を求める子どもを見て、


「戻らなきゃ」


と思ってしまったその時に、ぜひ


「戻った後の、長く長く続く日常生活」


を、考えて頂きたいのです。



あなたはこれまで、

「長く長く続いた日常生活」

において、夫からモラハラという暴力を振るわれて

傷つき、自尊心を奪われ、尊厳を傷付けられ、


そうしてやっとの思いで脱出してきました。





「夫はこれから変わると言っています。

私が戻ってくれるなら、これまでの様な事は

絶対にしないと約束してくれました。」


こういうケースもあるでしょう。




ですが、そもそもモラハラは

「加害者の心持ち一つ」

で完全に治せるものでは無いと考えています。



仮に本気で治す事を考えるなら、

専門家の援助は必須です。



では今、実際に夫はカウンセリングに

通い始めましたか?



自助グループやワークショップなど、

実際に治療に着手していますか?



夫の

「家族が大切だから治す。

これから変わるから戻ってきて欲しい」

が真実なら、


すぐに治療の為の行動を起すと思います。




それに、夫が治ってから家に戻るという

選択肢もあるのです。




「治療を始めたから戻ってきて」

「治療の効果が出始めたら戻ってきて」

「治ったらまた一緒に暮らしたい」


等の選択肢を提示せず、


「とにかく今すぐ戻って来い」


だけを被害者妻に言い続けるモラハラ夫の話を

聞いていると、



やっぱり、とてもじゃないけれど一緒には

暮らせないな、

と思ってしまいます。






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