- 村上 春奈
- 村上建築設計室
- 東京都
- 建築家
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
正面にトイレへ行く引戸、右側に洗濯脱衣室と浴室へ行く引戸のある部屋で、少し荒らした漆喰と木の調和が簡素で美しい空間です。洗面台の正面全体に枠を設けず鏡を張ったため、天井や壁がつながっていき、部屋に広がりが生まれました。
洗面台はフィリップ・スタルクデザインの、カウンターと洗面ボウルが一体の、陶器でできたもの。白い洗面台に光が反射して、漆喰のグラデーションが綺麗に出ています。
このようなカウンターとボウルが一体でできたタイプは、継ぎ目がなく、掃除がしやすいということで、クライアントが大変気に入り、採用することになりました。ストレスなく石鹸などを置ける使い勝手もいいですね。
混合水洗はハンスグローエのシンプルなものです。
洗面台の左側には「木の箱」があります。
洗面室というのは、大きさもさまざまな、実に多種多様な物を収納しなければなりません。
花梨庵では、奥行や開く方向が異なる3つの収納が組み合わせられた、一見、木の塊に見える収納を設けました(右写真)。どのように開くかは・・・、どうぞこちらをご覧ください。
村上建築設計室