- うえむらかをる
- 歌手 リズム・ボイストレーナー 音楽講師
- 東京都
- 音楽家
対象:ボーカルレッスン
- うえむらかをる
- (音楽家)
- 本山nackeyナオト
- (音楽講師 音楽プロデューサー トレーナー)
おおまかに発声方法は、R&Bに限らず、クラシックの発声対それ以外、と考えた方がいいと思います。
クラシックは、女性ならば低音域までファルセット〜裏声で出しますが、裏声は一般的にはリズム感が出づらく、
ロックやポップス、R&B、ジャズにはあまり向きません。(例外はあります)
R&Bでも、男性でも、ファルセット〜裏声を多用しているシンガーもいます。
たとえば、最近ではエリック・ベネイ、古くはスモーキー・ロビンソンやカーティス・メイフィールド、アース・ウィンド・アンド・フィアアーのフィリップ・ベイリー等です。
女性シンガー、ビヨンセは、地声と裏声の中間ミックスボイスをよく使っているようです。
ミックスは、裏声が強く胸に響いている声と言っていいでしょう。
地声は声帯(喉ではなく、外からは見えません)があまり大きく開いてない状態で出すので、首の筋肉が強くないと、ちゃんと音になりません。
声帯が完全に閉じてしまわないように、首の筋肉で引っ張っているのです。
裏声は、声帯がまん丸に開いてる状態の声なので、声帯が閉じようとする力があまり働きません。
ですから、地声を多用している人に比べ、首の筋肉があまり鍛えらません。(あくまで比較です)
裏声ばかり練習していると、地声が出づらくなるのは、この辺りが原因です。
R&Bシンガーの強い声は、胸に響く声です。
地声でも、裏声でも胸に響いています。
また、強く張りのある声は、背中の筋肉を使います。
腹式で発声する必要性は、クラシックも同じですが、背中を多用する点が違いうと思います。
また、ドイツ人やイタリア人のように、額から鼻にかけて盛り上がっているならば、その空洞に響くこともありますがアフリカ系も、アジア系も、そういう骨格ではないので、喉の奥行きを使って響きを作ることになります。
アジア人は、アフリカ系の人よりも奥行きが浅いので、より、喉の奥の使い方に工夫が必要でしょう。
どんな音楽も、耳から聴いた音をまねする所から始まるので良い洋楽を沢山聴く事をお勧めします。
R&Bとは、元々リズム・アンド・ブルースの略語なので、古いリズム・アンド・ブルースのアーティストを聞いてイヤートレーニングすると、イメージに近づけると思います。
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