がんを経験した人でも入れるがん保険

こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。

お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。

医療技術の進歩や治療法の変化に合わせて、新しいタイプのがん保険や特約が発売されています。

がん体験者で、再発や転移に備えて、今からでも保険に入っておきたいと考える人も多いのではないでしょうか。

がんに一度かかると、がんを保障する保険には加入できないのが一般的です。

ただし、一部の保険会社では、がんの既往歴がある人でも加入できる商品を取り扱っています。

たとえば、アフラックの「優しいがん保険」。

加入の条件は、がんの治療が終わった日から10年以上経過した、満50歳から80歳までの人。治療終了後の経過観察のために受けている検査は含まれません。

保障内容などは、従来型の保険と同じですが、診断給付金はついていません。

そのほかには、乳がん経験者向けに、セコム損害保険の「自由診療保険MEDCOM　One（メディコムワン）」という商品があります。

はじめてかかったがんが乳がんで、手術後にがんの所見がなく一定の経過期間を経ている人等の条件を満たした20歳以上65歳までの人が加入できます。

経過期間は、治療した乳がんのステージ（病期）により異なります。

ステージ0の人なら手術日から6カ月超、ステージIなら1年超、ステージIIで3年超、ステージIII、IVは6年超となっています。

気になるのが保険料。

どちらの保険も、当然ながら割高です。

加入は、保険料と保障内容をよく吟味して決めましょう。

続きのコラム⇒「がんにかかったことがあっても入りやすいがん保険」

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