- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
最近コンテナの値段がだいぶ上がっているようだ。というのも町田事務所での資材管理の為にコンテナを探しているのだが、11年ほど前に購入した中古コンテナの値段と比較すると、倍くらいになってしまっているのだ。写真は、以前コンテナハウスを作ったときの様子。11年ほど前に購入した下の古いコンテナの上に、9年ほど前にもう一つのコンテナを乗せ、それに穴を開けてスタッフの住まいとして利用していた。6年ほど住んだであろうか、それ以降は倉庫として利用している。
今回提示された見積もりが、約40万円ほどである。この値段を出したのでは、正直言ってローコストとはいえないし、そもそも中古の建築物ではないものを利用して、簡易的な建築として利用するというストーリーにも当てはまらない。つまりはこれだけの値段をかければ、新築の木造倉庫が出来てしまうのである。詳細はわからないが、最近東日本大震災の被災地においてコンテナを倉庫や仮設住宅として利用している事例をよく紹介しているので、きっと需要の変動があったのであろうが、それにしても倍以上の値上がりとは驚いた。
とはいえ、ローコストにかけてはプロである。今度はトラックの荷台として利用されているコンテナに目をつけてみることとしよう。結末はお楽しみである。たぶんこちらの需要が増えたという話はきいたことがないので、それほど高くはないはずである。