
- 清水 健太郎
- ライフクリエイション 代表
- 埼玉県
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
皆さん、明けましておめでとうございます。大学3年生の皆さんにとっては進路を決める大切な年。そこでキャリアカウンセラーとして、就職活動をする皆さんに少しでもヒントになるお話しをシリーズでお届けしたいと思っています。今日はその第1回目です。
スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、アパレル、飲食、ホテルなどを受験しようとしている学生の皆さん、志望動機で「笑顔で接客します」「お客様に素敵な時間を提供します」という内容のことを伝えようとしていませんか?そのことは決して間違えではありません。しかし企業の採用担当者からすれば「物足りない」内容であることを知っておかないと後で後悔しますよ。
文系の大学生と接する中で接客系の仕事を就職先として希望する学生が非常に多くなっています。大学生にとって就職を考えるときイメージしやすい身近な職業が接客業なのでしょう。消費者として接することはもちろん、アルバイトとして自ら接客業を経験している皆さんも少なくはないでしょう。
しかし、そのイメージのしやすさに落とし穴があるのです。消費者として接客の仕事を見たとき目に映る多くは、お客様に接し、商品の説明をし、最終的には購買に結びつけるというシーンではないですか?また、アルバイトとして接客業を経験する場合も、売場などの最前線でお客様と接することを求められる場合が多いと思います。そんな経験からすれば接客業とはお客様と接することが仕事の一日の大半を占めるというイメージが沸いても何ら不思議はないし、むしろ当然のことだともいえます。
ですが、ここで考えを止めてしまうとライバルに差をつけるどころか採用担当者に「ああ、またこのアピールか」と話も聴いてもらえない状況が生まれてしまうのです。ではなぜ接客を一生懸命するとアピールすることが企業にとって物足りないのでしょうか?
その訳は接客業と言われる仕事において企業が正社員に求める仕事の多くが、お客様と接する仕事以外のことだからなのです。それは漢字二文字で○○する仕事だと私はいつもお伝えしています。この漢字二文字、みなさんは何だと思いますか?もしかしたらアルバイトの経験で○○する仕事の一部を任されたご経験のある方もいらっしゃるかもしれません。
たまに面談でこんなことをおっしゃる学生さんがいます。「親が接客業なんてやめろっていいます。アルバイトと変わらない仕事はやめろって」
しかし現実はアルバイトが任される仕事と正社員が求められる仕事は違う場合が多いのです。スーパーやホームセンター、ドラッグストア、アパレルでアルバイトをされたご経験のある方はご自分が接客しかやったことがなくても、正社員の人が何をしていたか、店長がどんなことをしていたかを思い出すとヒントになるかもしれません。
考えても見てください。売るための商品(食材)はどこから来るのでしょうか?お客様から頂戴したお金はどこに行くのでしょうか?商品は売れたら終りなのでしょうか?接客業に目標は無いのでしょうか?そもそも一日中接客をしているだけなのでしょうか?そこに大きなヒントがあり、ライバルに差をつける志望動機を書くコツが隠されているのです。
その詳しい内容と○○の仕事の答えを知るには私がコラムに書いている「就活ゼミ第14回 接客プラスアルファの仕事」をご覧いただくか、2月3日(金)に予定しているセミナーで詳しくお話しすることになっています。
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