- 清水 健太郎
- ライフクリエイション 代表
- 埼玉県
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
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大学3年生が夏休みにすべきこと
今日は第3弾。業界研究についてお伝えします。
「業界研究をしろと言われるけど何をどうしたらよいかわからない」という声を毎日のように耳にします。
一番のポイントは企業の品評会のような研究はしないで!ということです。
研究とは言っても目的を履き違えてはいけません。
みなさんが、この夏休みすべき企業研究は今後の就職活動に繋げることが目的です。
もっと踏み込むと、納得のゆく進路選択をするためであり説得力ある志望動機を伝えるためです。
例えばあなたが旅行業界に興味があるとします。どのような観点で調べますか?
以下のようなことをやって見ることをオススメします。
<研究する会社の選び方>
少なくとも3社、出来れば10社調べて見る。
そのとき、出来れば特徴の違う会社を選ぶとよいと思います。例えば「オーソドックスな伝統ある旅行会社」「新興勢力」「ネット販売中心の会社」「特定分野に特化した会社」など。そうすることで、より会社の特徴が浮き彫りになり研究がわかりやすく楽しくなります。
<研究するポイント>
・ 誰を相手にどのような事業をしているのか
・ 扱っている商品やサービスはどのようなものか
・ 売上を上げるために努力していることは何か
たったこの3点をポイントにすることで就職活動に繋がる業界・企業研究になります。
ただ、そのポイントに対して調べる内容はより詳しい内容でなければなりません。
★例えば「誰に」の答えが「消費者」では甘すぎます。
すくなくとも年齢、性別、職業、地域性などは調べる必要があります。
「誰」が「法人(企業や団体)」の場合でも、具体的会社名を含め、どのような特徴を持った取引先なのか調べると良いと思います。
★どのような事業をしているかもとても重要です。売ることがメインなのか、作ることがメインなのか両方やっているのか、どのような特徴やウリがあるのかを調べてください。
★扱っている商品サービスについてもより具体的な商品名にまで踏み込む必要があります。そしてその商品やサービスの特徴、ウリを細かく調べてください。
★売上を上げるために努力していることは、宣伝・広報なども入るとは思います。ただ営業職や販売職の人が日常業務の中でどのような努力をして、どのような壁にあたり、何にやりがいを感じているか調べて見てください。出来れば20代、30代、40代くらいの違う世代の社員の仕事情報に触れられれば最高です。
ここで企業の年商や利益、給料や福利厚生は調べなくて良いのかという疑問にお応えします。
わかる範囲で調べることは悪いことではありません。ただくれぐれもそのことだけで終わらないでください。
間違いなく立派な企業品評会になります(笑)。
企業を評価して楽しんでも、あなたの就職活動に何の得にもなりません。
それは自分視点の研究をしているに過ぎないからです。あなたがもし企業から「一緒に働きたい」と言われたいのなら、
くれぐれもこれまでお伝えしてきたポイントは外さないようにして下さい。
就職活動ではあなたに企業を選ぶ権利もありますが、どちらかというと就活する立場のものは選ばれる立場だ
ということを理解しなければなりません。
ですから、相手(企業)に説得力のある志望動機を伝えるための業界研究をする必要があります。
夏休みの貴重な時間を無駄にするような業界研究は決してしないでください。
そのことが今後の就職活動に繋がる業界研究のポイントなのです。
さらなる就活のヒントは ⇒ http://www.shimiken-sensei.com
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