瑞穂の国 - 旅行・留学と英語 - 専門家プロファイル

山中 昇
英検1級道場 
千葉県
英語講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:英語

山中 昇
山中 昇
(英語講師)
白尾 由喜子
(英語発音スペシャリスト/英語プレゼン講師)

閲覧数順 2024年04月24日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

瑞穂の国

- good

  1. スキル・資格
  2. 英語
  3. 旅行・留学と英語
英語全般 悩み相談

日本は瑞穂の国と呼ばれる

 

政府資料では日本の国土面積の65%が森林だ

先進国でこれほど森林比率が高い国はないはずだ

しいて類例を求めれば、フィンランド、ノルウェ-、カナダあたりだろうか

 

ギリシャのパルテノン神殿の界隈は当時は緑で覆われていたらしい

また、地中海航海の大半の船を作ったレバノン杉は跡形もなく、両方とも、今は不モの地で、ゴツゴツとした石ばかりが残っている

 

「火天の城」という映画を見て気がついた(西田敏行主演)

これは、安土城建設に関わる大工の棟梁を軸にした物語だが、その中に、本丸の中心柱となる巨大な丸太を切り出すために飛騨の奥地に巨木を探しに行くシーンがある

 

切るとき、神主が出て神をたたえ、木こりの棟梁が大声で叫ぶのだ

「山の神、木を1本切らせて欲しい----」

 

このように、日本人は山に神の存在を感じ、自然に感謝し、その心があるからこそ植林をするのだ

保水力が高い森林があるからこそ日本は水が豊かなのだ

米作りとあいまって、日本はみずみずしい風土が広がっている

 

このような自然を敬う心がないと植林はなされず、ギリシャやレバノンのように禿山になるのだ

 

一方で、日本は、戦後、木材需要が膨らむ中で外材が安いために輸入に頼り、その分、国内の森林が守られた点も忘れてはならない

 

英検道場が教材のひとつとして使っているトラッドジャパンには日本人がinanimatedなものに神性を感じ、大切にしてきたことを度々表現している

 

シリーズの中の妖怪もそうだ

 

英検道場は、このように英語を勉強する中で日本と日本人についての理解を深くしていく取り組みを続けている

http://www.eiken1kyu.com

このコラムに類似したコラム

英検1級道場-通訳案内士試験追い込み段階に 山中 昇 - 英語講師(2014/08/15 07:30)

英検1級道場-受講生が苦労する読解問題 その② 山中 昇 - 英語講師(2013/09/15 07:28)

英検1級道場-グローバル人材とは 山中 昇 - 英語講師(2013/06/29 19:01)

死んでも死なない日本人?-霊魂不滅 山中 昇 - 英語講師(2012/08/14 06:02)

うどんの食べ方に見る、英語表現の特徴 山中 昇 - 英語講師(2012/08/04 16:52)