英検1級道場ではメニューの一つとしてNHKのトラッドジャパンを使い、ディクテーションをしながら英語の総合力を一気に高める学習をしています
今の時期に合わせて「お盆」をやっていますが、下記のようなことを考えるに至りました
・日本人は、意識する、しないにかかわらず、死者は死んでおらず、霊魂は不滅であり、年に1度は戻ってくるものだと信じている
・自分がどんなに合理主義者だと思っていても、いわば「DNA」がそうなっているので、消すことができない
・(多分全員が)お墓や神社にお参りすることに違和感を感じないのはそのためだ
・裁判などで遺族が遺影を持参するが、あれも同じ精神構造だ
・オリンピックなどでメダリストが 「亡くなった両親に報告する」 と言って、お墓の前で手を合わせるが、同じことだ
・お葬式で、友人代表が「----君、さびしいよ----」などど遺影に向かって語りかけるのも同じだが、不合理だからそんなことやめろと言ったら、非常識極まるやつだと馬鹿にされることは間違いない
・ちなみに、神社は死んだ人をお祭りするところだ(実在かどうかは別として)、明治神宮は明治天皇を祀り、乃木神社は乃木希典将軍、日光東照宮は徳川家康----
・今まで意識しなかったが、徳川家康は死んで神様になったのだ!
日本語だけの世界ではこんなことは考えなかったが、英語を学ぶ中で日本と日本人を深く考えるようになったのはおもしろい
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