- 小宮 伸広
- brainchild-CareerConsultancy 代表
- 東京都
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 清水 健太郎
- (キャリアカウンセラー)
個別相談レポートとは?
専門家といきなり会うのはちょっと気が引けちゃって・・・そんなあなたの為に、
「個別相談はどのような雰囲気で行われるか?」
イメージをしていただきやすくする為に、私が行っている個別面談の様子をお伝えするものです。
面談者の了解を得た上で公開させていただいております。
エピソード2:新卒一括採用に感謝!?
新卒一括採用問題・・・。
この問題については賛否両論あり、特に若年者の雇用問題と合わせて語られる場合、
往々にして否定的な意見を見かけます。
しかし、現実問題として学生の立場で考えてみたらどうでしょうか?
正直いって、大学の卒業の先にある道が「就職」だからこそ、
初めて自分のキャリアというものを少なからず、半年から1年かけて本気で考えます。
僕の大学生時代を思い浮かべてもそうですが、
もしも大学卒業後にそのまま誰もが就職をする・・・という「縛り」が無かった場合、
はたしてその後の人生・・・キャリアについて考えたでしょうか?
もちろん、論点は多々あるでしょうが、
僕は新卒一括採用があるからこそ大学生のうちに自分のキャリアを考える機会が与えれているのだと思います。
そして、91%(※)とはいえ確実に就業に結びつくという事は就労を軸とした社会を守っているのではないでしょうか?
そんなお話をしました。
このお話しについてはきちんとした理解していただかないと、語弊を招く危険もありますが、
わかってもらえれば、これから始まる就活に対して前向きになってくれると思います。
(※:H23.7.1厚労省発表「H22年度大学等卒業者の就職状況」より)
エピソード3:自己分析とジョハリの窓
自己分析をする際の注意点をお話ししました。
これはご存じの方もいると思いますが、ジョハリの窓という理論を軸にお話ししました。
就活においては、「自己分析」・「他己分析」という2面性で完結してしまう説明がつきものですが、
僕はこの説明だけでは不十分だと思っています。
・・・と言いますのも、僕の言う「自己分析」は就活の為としてやるものではないという理論からです。
つまり、自己分析はあくまでも過去の事実を列挙・繋げる事で分析を行い、
その分析結果に基づき、就活に必要な情報の構築を行うという事です。
最近の就活サイト・就活本においては、「就活に必要な情報を作る事」=「自己分析」と扱われています。
この誤解を解く為に、ジョハリの窓を題材にしてお話ししました。
要は、いかに『未知の窓(暗黒の窓)』を狭くしていくか?という事ですね。
その為の具体的な方法として通常の自己分析の際に
〖〇〇・・・という感情に関する項目〗
を追加して行うように指導をしています。
これは私の言う自己分析に関する指導の胆の部分になりますので、
ここでの公開は控えさせていただきますが、
この項目の無い自己分析は自己分析にあらず、とも言えると思います。
個別指導やセミナーの際にはこのような点もご説明しています。
Dさんは、まずは毎日日記を書く事から始めるそうです。
大切な事ですね、毎日自分を振り返り、
その場その場では気付かなかった事に対して「気付き」を得る訓練になると思います。
総括
まずは与えられた機会かもしれませんが、
具体的に「1年半後には自分も社会人になっている」というイメージを持つ、
そしてそれを現実のものとして受け入れた時、
就職活動はスタートします。
就活においては「自己分析」をして~・・・「企業研究」をして~・・・「OB訪問」して~・・・と、
まるでマニュアルのような流れがありますが、
僕自身の考え方としては、そんなマニュアルに沿う必要はないと思います。
もちろん、それが一番わかりやすく、一般的に思考・行動ともにしやすいから
マニュアルのように扱われているとは思いますが、
就職・・・社会人になるという事においては、
そういった儀式ではなく、現実感を持った意識から生まれる行動が大切だと思います。
そういう意味では、早速始めた「日記を書く」という行動こそが第一歩と言えるでしょう。
〖Dさんからのコメント〗
少し気持ちが軽くなったと同時に、もっと就活やこれからの自分についてしっかり考えようと思いました!
早速、日記書いてみました。
自分でも一日を振り返りながら気持ちを整理できたので、意外と楽しかったです。
これなら習慣的に続けていけそうです。
就活に限らず・・・ですが、
実際にやる事、そしてそれを続ける事、これは何よりも大変なんです。
かっこつけた事を言うのは簡単です。
そういう意味では、まずは自分に出来る事から始める、それを続ける。
その先にこそ、さらに進めるべき一歩が見えてきます。
良い就活期間を一緒に過ごしていきましょうね!
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