- 清水 健太郎
- ライフクリエイション 代表
- 埼玉県
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
相変わらずゴルフ中継を見る毎日。そして感じることは「やはりゴルファーは技術だけでなく心を成長させることが大切」という思いを大きくさせる。
今年、賞金ランキング1位ながら未勝利に終わっている石川遼選手。本人も認めるように豊富な練習量に支えられ技術的には15歳でツアー優勝したときよりもはるかにレベルアップしている。しかし当時と何が変わったのか。それは19歳の若きスターの肩に重くのしかかる重圧。ゴルフファンのみならずより良い結果を求める周囲の目だ。無欲で戦えた当事とは違い今は結果を求められる。すると目の前の一打に集中することを忘れてしまうのではないか。周囲の目を気にしだすと人は自分らしさを見失いがちになる。
それは石川選手のみならず、どんな人にも言える。そしてどんなプロゴルファーにも言える。とりわけゴルフという競技は他のスポーツと比べ実際に競技をする時間(ショット、パットをしている時間)が以上に短い。それ以外の時間は考え、思い、頭を働かせる時間が異常に長い。それがゴルフはメンタルスポーツといわれる所以だ。一度頂点に上り詰めながら泥沼にはまってしまう選手、潜在能力を持っていながらなかなか発揮できない選手。彼らはきっと自分らしさを見失っているに違いない。ちょっと歯車がかみ合えば本来の輝きを取り戻せるのに。そう思うことは少なくない。
キャリアカウンセリングではまず、現在の自分と向き合うことからはじめる。自分と向き合うことは非常に辛いことでもある。しかし今の自分の姿と向き合ってこそ、理想とする未来の自分へ向かうことが出来る、私はそう思う。向き合うことで以外にも成長できている自分を知ることも出来、そんな自分を肯定することが出来る。その上で理想の自分に向かってギャップを埋めるべく努力する。その流れを一緒に行うのがキャリアカウンセラーの役割だ。
次回は具体的にどんな自分と向き合うのか、その項目を取り上げてみたい。
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