医療保険の選び方で最も重要なポイントは、保険期間です。
昔は老後の医療費が無料でした。
今となっては、信じられない制度ですが・・・。
ところが、今、老後の医療費も1割負担が求められています。
この先、さらに負担が増える可能性もありますよね
昔の保険は、60歳以降の医療がついていない場合も多いのです。
まさか、老後も医療費が必要になると思ってない時代の設計なんで、まあ、仕方ないです。
そこで、.現在加入している保険の医療保障がいつまでなのかチェックしましょう
すでに何かしらの保険に加入している方は、その保険の医療保障がいつまで続くのかを確認してください
詳しくは、保険証券に書いてありますが、見方が分からない場合はご相談ください。
「死亡保障を他の保険で持っているよ~」という方がもともと多いため、終身医療保険は医療単体の保険としてデザインされたものが多いです。
言い方悪いですが、死んでも一円入らない。入院した時だけの保険です
保険料も安く、よくTVでCMもやっています。
最も有名なのがアメリカンファミリーのEVERや、オリックス生命のCUREです。
ただ、死亡保険がついてない医療保険で、TVコマーシャルで見た事があるからといって、申し込んでも、なんと終身医療保険ではないという場合もあります。
10年間だけの医療保険であった場合がそうです。
終身の医療保険と比べて、保険料は安いんで、思わず飛びついてしまいますが、10年後に更新があり、その時、保険料が今より高くなります。そのさらに10年後に、また更新があり、保険料が高くなるため、トータルの支払いが終身医療保険と比べて高くなります。その上、80歳以降の更新は不可な場合が多いため、一番必要な老後に医療保障がなくなってしまいます。
10年間だけの医療保険は、現役世代に入院した際の収入減を防ぐということが最大の目的であり、老後の医療を最大の目的とはしていません
分かってて加入していれば良いのですが、勘違いして入っている場合は、「だまされた~」と感じる事になると思います。
これも保険証券で、チェックする必要があります。
つまり保険期間は終身を選ぶのが基本ですが、勘違いから終身ではない保険で選んでしまうことがないよう、要注意。
終身の医療保険に加入した後に、追加で10年更新の医療保険に入るのは、ひとによってメリットがあると思います。
医療保険について、ブログでまとめました。http://fanblogs.jp/hokengakkou/
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