- 小松 俊明
- リクルーターズ株式会社 経営コンサルタント (専門/人材ビジネス)
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
40代女性からの質問です。
「職務経歴書には編年式とキャリア式がありますが、どちらが面接官の評価が高いのでしょうか。」
私の回答は以下の通りです。
企業の採用の現場では、編年式職歴書を好んでいます。編年式というのは、ようは経歴を古い順に並べて、その都度その時期に何をしてきたかということの詳細を説明する形式であり、ほとんどの皆さんがこの書き方をしています。
というのも、やはり初対面の方を理解しようとする場合、やはり順を追って説明して頂くことが必要であるからです。
例えば大河ドラマでも、子供時代の豊臣秀吉がだんだん成長して天下統一していくように話が続くかと思います。そのイメージです。
反面「キャリア式」は、プレゼン用にはいいのですが、応募書類には向きません。ちなみにキャリア式とは、自分の過去の経験に添って、たとえば人事経験、総務経験、経理経験というように、自分の経験に基づいてまとめた書き方をすることです。10人に2人くらい、たまにこうした経歴書を見ることがあります。
それはたとえばお客さんとの打ち合わせでプレゼンする機会があるときに配布する資料であれば、講師のガイド付きで読むという条件付きで読みやすいのではないでしょうか。
このため、いわゆる求人への応募書類としては不適切というのが私の意見です。職務経歴書は相手に読んでもらってこそ意味があります。
面接官の読みやすさを最優先して作成することをお勧めしたいと思います。
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