入社1年目の若い自分に必要なこと - 仕事のモチベーション - 専門家プロファイル

小松 俊明
リクルーターズ株式会社 経営コンサルタント (専門/人材ビジネス)
東京都
経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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入社1年目の若い自分に必要なこと

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新社会人になられたとのこと。祝福します。ビジネスマン人生が仮に60歳までだとすれば、これから40年近くもの旅立ちの一歩を歩み出したことになります。私は社会人になって20年がたちますが、ちょうど折り返し地点を回ったことになります。この間、あっという間であったともいえますが、反面、何度か大きな変化を経験し今に至っていることを思えば、ビジネスマンを20年やることでも、それは誰にとってもそれなりに重みがあることです。今、社会人として一歩を踏み出されたあなたにとって、最初の20年間と次の20年間があると考えてみるのもいいかもしれません。

あなたは厳しい就職活動を強いられた世代の新社会人です。希望する企業に入れた人はむしろ少ないのかもしれませんが、そんなことも新しい環境に入ってしまえばもう関係ありません。自分の生きる世界で、いかに自分の居場所を見つけるか、まずはそのために精いっぱい努力してほしいものです。新しい人間関係を築くこともそのひとつ。これまでとは異なり、世代の違うオジサンやオバサンと付き合っていかなければなりませんから楽ではないはずです。

一方、新社会人と呼ばれるのも、ほんのわずかな時間のことです。同じ年に大学を卒業し、同じ会社で出会った仲間を同期と呼びますが、そのネットワークが維持されるのは最初の3年ほどと言われています。

私が新社会人のころには「石の上にも3年」といって、自分が環境に順応できなくても、なんとか3年は我慢するよう教えられたものですが、今の時代は3年もすれば世の情勢は大きく変わってしまうため、若者の忍耐スパンは思いのほか短いのかもしれません。

若者にとって最も大切なことは、挑戦することではないでしょうか。失敗を恐れてリスクを回避していたのでは、学びは少ないでしょう。準備不足や甘い見通しの結果、失敗してもあまり実りはないですが、気合いを入れて精いっぱい頑張った挙句に失敗したのであれば、必ずそこから大きな収穫があります。人生には多くの他流試合が必要であり、特にまだ自分に知識や経験が乏しいうちは、金を払ってでもどんどん試合に出る必要があります。

20代の過ごし方次第で、30代、40代の形が決まってくるともいいます。大学時代までの能力差は、それほど大きく人生に反映されないですが、社会人になってからの能力格差は、単に年収格差として現れるだけではなく、自らの人生の豊かさ、人を幸せにする力、そして社会的な影響力として大きな違いを生むものなのです。

新社会人の皆さんには、これからの人生に多いなる希望を持って頂き、失敗を恐れずどんどん挑戦してほしいものです。失敗したって大丈夫。自分を信じて、またやり直せばいいのです。不安になって何もやらないのが一番良くないでしょう。

一度きりの人生だから、楽をして稼ぐのではなくて、汗を一杯流してマジメに取り組んで、その上で大きく稼げばいいでしょう。人生はホント、楽しいことがいっぱいあるのだから。

キャリアの悩みをお持ちの方は、弊社がご提供するキャリアコーチングキャリアメール相談をご活用頂くのも一つの方法ですので、ご参考までにお知らせします。

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