スペイン＜アンダルシア＞で懐郷兼たフラメンコ修行してきました

5月中旬より2週間修行して参りました。長い留学をして以来、課題を見つけたら短期間でもスペインに足を運ぶようにしています。15年前に初めてスペインを訪れた際、私の人生が変わるほどの強烈な印象を受けた5月。今回はどうしてもその5月に行きたいと思い数か月前にすべてを整えていました。

スペインを訪れた際にフラメンコを観て、日本でフラメンコの舞台を観て、ある映画を観てフラメンコを始めましたという方と私はきっかけが逆なのです。偶然フラメンコのお教室と出会い、フラメンコは好きに違いないという根拠のない感覚でクラスに通い続けだいぶ経ってから初めて訪れたスペインに旅しました。スペイン語なんて全然わからないし当時はスペイン内でほとんど英語も通じないし、完全に地球の裏側という感じでした。しかし乾いた土の匂いと色と空気と、夜10時まで明るい別世界と、あまりに適当な感じとおせっかいなまでに親切で温かい人々に触れてこの土地が好きだと感じました。この土地の文化にもっと触れたいと。乾いた空気で観て聴くフラメンコを私もいつかやりたいと。

初心の感覚をあらためて感じるためにどうしても同じ季節に同じ場所に行きたかったのです。もちろん時代も街も変わっていましたが太陽の位置は同じ。Sevillaで初めて見た風景にハッとしたTriana地区のある角も変わっていません。同じ場所に同じ季節に来られたことで私頑張った、少し近づけてるかも。とやっと実感できました。長い１面をクリア出来たのでそろそろ2面に進んで行こうかと思います。

実際憧れ続けてるJuana・Amayaのところで修行してまいりました。毎回発見続きでした。

その合間の日曜日にアルハンブラ宮殿で有名なGranadaの街を訪れました。写真はアラブ地区の坂（スペインで最後までイスラムに占領されていた街なので）と世にも有名な洞窟フラメンコ、サクロモンテの丘に現存するタブラオの写真です。昼間に行ったのでショーは行われてませんが、雰囲気をお楽しみください☆

生きてる実感たっぷりな旅でした

市川幸子 http://www.sachikoichikawa.org/