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対象:住宅設計・構造
上棟祭を無事に終え、心も新たに本日10回目の定例打合せを行ってきました。
毎回毎回、定例打合せは白熱したものになりますが、今日は打合せのみにみっちり6時間。
長く打合せてるからってダラダラなんてしていません!
おしゃべりなんてする余裕がないほどに、ひとつひとつに全力で向かいます!!
まずは工程表(スケジュール)の確認からはじまって、
いつものように、電気、設備へ。
それぞれ担当さんからの質疑応答、そして前回からの検討結果の報告。
今回は、
設計で決めていた「個室の照明」について、より良くするため、
現場でも方向性に立ち戻り、4月から再検討を重ねてきたことが今日、最終決定しました。
建て主さんとも再度事前に打合せ、その内容を踏まえたうえでの決定です。
また、
ある手すりの位置、それに伴う設備器具の設置位置、
エアコンのコンセントや配管の通り道や納め方について、点検口の取り方など、
検討を重ねました。
そして、
現場監督からの建築の部分についての質疑が続きます。
アルミサッシの納め方、カーテンレールのディテールについて、
木製建具や造り付け家具の進行状況、
傘を置く部分についての使い方から見えてくる部分などなど…
(特にこの部分↑ 検討しました!)
建築部分においては、私と現場監督のあいだでは随時、
電話ででも打合せていますが、それでもみっちり!です。
電気、設備、建築、どの内容をとっても、とても深い打合せです!!
使い勝手や行動予測や将来性、そして山道勉建築の「デザイン」を支えているディテール、
どれかひとつ「だけ」が抜きん出たり、劣ったりすることなく、
家にとって「幸せなバランスと寸法」で存在するように考慮することが大切、と
チームは思っています。
また、そんな想いで設計の時より、全ての決定事項は、
建て主さんとともに熟慮に熟慮を重ねて決定してきました。
それでもチームは、その決定事項に奢ることなく、
ぎりぎりまでこの家にとっての唯一無二を問い続けていきます!!
その姿勢を、現場の皆さんとも共有できることにチームは心から幸せに思います。
打合せの最後には、現場事務所に立ち寄ってくださった建て主さんも交えて、しばし談笑。
外はすっかり真っ暗で、霧も立ち込める小雨のなか、今日の定例を終えたのでした。
追記。
ある部分の木材サンプルが二種、来ていました。
サンプルなので荒削りなのにもかかわらず、
とても存在感のある「山桜」、やはりこの地域にぴったりの材種です。
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