
- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
地震の速報番組を見ていますが、日に日に被害の状況が明らかになりました。
そして被害の大きさに愕然としています。日本の都市の脆さはこれまで経験した様々な天災の際にもわかっていました。しかしながらそれなりに対策を講じてきたことも事実です。特に原子力発電所などは際たるものであり、決して壊れることのないように作られています。
しかし、想定外、そういってしまえばそれまでだが、建築家として人間の技術の限界を感じざるを得ない出来事でした。自然の驚異に打ち勝つ建築なんてできるのでしょうか。自然と共生する建築こそむしろ目指すべきものではないでしょうか。こういうときに生き延びるための建築とは、どのようなものなのでしょうか。今回の地震からまた学んでいかなければなりません。
今は今日一日が全ての人にとって無事に終わることを祈るばかりです。