- 清水 圭一
- 日本クラウドコンピューティング株式会社
- 東京都
- IT経営コンサルタント
対象:ITコンサルティング
- 服部 哲也
- (SEO WEBコンサルタント)
- 竹波 哲司
- (Webプロデューサー)
皆さん、こんにちは。
日本クラウドコンピューティング株式会社の新井です。
今日は前回の続きで、クラウド革命がもたらす未来の経済と社会の変化の2つ目について、お話させていただきたいと思います。
その2つ目とは、「世界の人々の経済格差はフラット化し、そして極端な二極化に向かう」ということです。
現在、私たちは、インターネットとクラウドサービスによって、さまざまな情報がパソコン、スマートフォンなどの接続端末を使って、どこでも誰でも自由に情報を手に入れることが出来ます。
例えば、日本では教育を受けようと思えば、中学校までは義務教育として、基本的には無償で教育を受けることが出来ますし、教育にかかる付帯的な学用品、給食費なども、経済的に困窮していれば公的補助なども受けることが出来ます。
そして、教育が終わって、社会人としての生活をスタートする場合も、さまざまな職業選択が出来ますし、どんなに不況だといっても、賃金が安かったり、仕事内容を選んだりすることを妥協すれば、誰でも仕事に就くことが出来ます。それに、自分で会社を興して起業することも出来ます。
つまり、このことは、私達が豊かな国である日本で産まれた特権でもあるのです。
しかしながら、もし、これが世界の最貧国と言われる様な国で産まれたら、どうでしょう?
お金が無ければ、教育も満足に受けることが出来ず、仕事もあったとしても、その日、食べていくだけで精一杯だという状況さえ考えられます。
起業しようにも、起業するための知識なども持ち合わせていませんし、もともと、貧しい国は社会インフラが未発達な為、会社を興したとしても、事業運営をする為には莫大な経費がかかります。
つまり、私たちは、「日本で産まれたという既得権益」を最大限に活かして生活をしているのです。
これが、クラウドコンピューティングによって、世界中の人たちが同じ土俵で経済活動を開始することになるのです。
例えば、貧しい国に生まれたとしても、インターネットへの接続手段させあれば、クラウド上にあるさまざまなコンテンツを使って学ぶことや知識を得ることが出来ます。
クラウドによって教育の平等化が始まるのです。つまり、意欲さえあれば、学ぶために必要な費用も、従来の教科書や学用品、それに伴う諸費用も、必要ないのです。
クラウド上にあるコンテンツによって、どんな国に生まれても、例え貧しくても、どんなことでも学べる時代になってしまっているのです。
今まで、日本という国は世界中でも教育水準の高い国として君臨してきました。しかし、その背景にあるのは、日本が義務教育を無償で提供出来ることが、大きな要因になっていたのです。
しかし、クラウドにアクセスすることさえ出来れば、全世界の人々は国籍、人種、性別などは全く関係なく、すべてが同じスタートライン上で学ぶことが出来るのです。
そして、ビジネスも全く同じで、国境を越えて、クラウド上で、同じスタートライン上に並ぶのです。
例えば、電器店などは、一昔前であれば、近隣の店舗の中で価格やサービス、品揃えが優れていれば、お客様から商品を買っていただくことが出来ました。
しかし、ショッピングサイトの登場により、日本中の店舗と比較され、その中で優れていないと、商品をお客様に買っていただけない時代に突入しています。
そして、クラウドサービスの発達によって、世界中、誰でも安価にインターネットショッピングサイトを構築したり、あるいは、自動翻訳などのクラウドサービスを使うことによって、サイトの自動翻訳が行われ、世界中の店舗と比較され、その中で優れていないと商品をお客様に買っていただけない時代に突入しているのです。
良い例は、Gmarketに代表されるようなグローバルなショッピングサイトです。このようなサイトもクラウドサービスの一つです。
Gmarketはインターネットショッピングサイトを単独で持つことが出来ない中小規模の店舗に対して、集客、販売、決済、配送のプラットフォームを、ワールドワイドに提供しています。
そして、そこでは、さまざまな商品が驚くような価格で販売されています。楽天などのショッピングサイトの最安値店舗と比べても圧倒的に安いのです。
その理由は、日本の店舗だけでなく、中国や韓国など海外の店舗が多く出店している為、価格競争が世界レベルで展開されているからなのです。
つまり、ビジネスにおいても、世界レベルのフラット化が進んでいるのです。
そのフラット化は、事業を営む人だけでなく、労働者として働く人達にも影響を及ぼし始めているのです。
例えば、日本のある会社で経理部門で働いている人が50万円の月収を得ているとします。しかし、中国では10万円で日本語堪能な中国人がその業務を請け負うことが出来るのであれば、経営者はその中国人に仕事を依頼して、その日本人の経理部門の社員をリストラするかも知れません。
そして、その日本人が雇用され続ける為には、その中国人と同じ賃金レベルまで給与を下げられても妥協するか、その中国人よりも高い能力を身に着けるしかないのです。
つまり、労働市場においても、クラウドによって、さまざまな仕事が、場所や時間に囚われないで出来るようになってしまったので、国境を越えたフラット化が起きているのです。
このように、クラウドによって、近い将来、世界中の人々の経済格差はフラットが進み、私たちは、ビジネスでも労働市場においても、世界レベルの競争にさらされることになってしまいます。
そして次回は、クラウドがもたらす経済格差の二極化について、お話させていただきます。
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