よけいなお世話な話・・。

家を建てようと思い立つと、色々な所で皆さん情報を集められます。

そして色々な人の意見を聞きたくなります。

建築家や工務店、住宅メーカーなどを決めるまではこれは本当に大切なことです。

どんどん色々な人の話を聞いて、色々な雑誌を呼んで、色々な建物を見て下さい。

そこから自分の希望に合う会社や建築家を選び、形や好みのイメージを創り上げて行って下さい。

それはもっとも大事な家造りの根幹になることなのです・・

ところが建築家さんに依頼をして、設計が始まり完了し、申請が終わって工事が始まっても、まだありとあらゆる人の話を聞きたがる人がいます。

影響を受けるというのでしょうか？

いえいえ、向こうから親切にも勝手に教えに来てくれるんです。

これが結構やっかいなんですよ。

自分の時はこうだったからこうした方がいい・・

あの建材メーカーはこうだったからやめた方がいい・・

こんな物の値段がこんなに高いわけがないからおかしい・・・あんた知ってるのかいとは言えない・・

あげくの果てには家相が悪いからこんな家建てちゃだめだ・・

それが知り合いだったりするもんだから、聞かないわけにもいかない。

みんな親切で話してくれてるわけですから。

だけどね、あなたとは建てる家も場所も人も物も違うんですよ。

メーカーも欠点があればどんどん市場調査して改善して行くわけで・・

家相に至っては気にする人は最初から考えてますし、そんな物僕は気にしないよと言っていた人だって、面と向かって　「あなた不幸になるよ」　なんて言われたらねえ・・・・

これが設計中ならまだしも、建て始めてからも言ってくる人がいるんです。

それに影響されてしまう・・

というか、わざわざ聞きに行く・・

御親切に、現場の中に勝手に入ってきて得々とあの扉はだめだとかこの床は傷つくとか話して帰って行く人なんかもいましたよ。

熱心に聞いていらしたので、御施主さんにお知り合いですかって聞くと、　「いえ知らない人です」　ってね。

知らない人の話を信じるのか？

って言うか、知らない人は勝手に現場にはいるな！

何を信じるのか何を正しいとするのか、これを判断するのはとても難しいことです。

我々も出来るだけ御施主さんの御要望には応えるよう努力しますが、出来上がっているのに無理難題言われても困ってしまう時もあります。

そのためにも建築家や工務店さんメーカーさんなどと健全な関係を設計・工事を通じて作り上げることはとても大事なことです。

そもそもが、あなたが信頼できる人や会社を選ぶこと・・

好き・・も大事ですが、信頼できる・・です。

そう、それが家造りの根幹だと思います。

でもねえ・・

そう言う私もよく相談受けるんですよ、仕事柄当然ですか・・・

相談受けて何にも言わないわけにもいかないし・・

本当に困ってる時はいいんですけどね、迷惑してるんだろうな、きっと・・・・。

Atelier繁建築設計事務所ＨＰ

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