- 藤原 純衛
- 誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:転職・就職
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 清水 健太郎
- (キャリアカウンセラー)
《文字数の関係で続きます》
あとで数人に聞いたところ「こういうイベントに参加するだけで勇気がいる。けさも出かけるときに戸惑いがあった。」と。
当日は60人の申し込みに対し参加者は40人ちょっと。
申し込むのに勇気がいるんだったら、朝出かけるときの「勇気」をぜひ出してもらいたい。
その勇気こそが部長代理のおっしゃる「自分の人生に真剣に向き合う」ということなんだと思います。
お越しになれなかった20人の人たちに対して「せっかくなんだから、もう一歩勇気を出そうよ」と言いたいですね。
先ほどから「意欲」の話をしていますが、その意欲をアピールするのにセミナーが有効なのだと思いました。
面接会のあいまに各企業の担当にもお話を聞きました。
「法定雇用率を割り込んだからお金を払うなんて単純なものではない。企業のCSRからも法定雇用率は守らなければいけない。しかし人数あわせに採用バーを下げても、その結果が短期間の退職に結びついてお互いに不幸な結果になってしまう。そのため採用には大変苦労している」とのこと。
またある会社では
「工場で多数雇用機会があり法定雇用率は守っていたが、今般工場を別会社化したことにより本体側が大きく割り込んでしまった」
や
「いままで個人事業主との業務委託になっていた業務を正社員化にしたため『常用雇用者』が一気に増えてしまった。その結果、大きく数字を割り込むことになってしまった」
など、「今までがんばって来たのに会社の都合で大きく割り込んでいる」実態などもきくことができました。
今回のような「障がい者のための就職サポート」 は雇用に悩む企業側からも、そして短期間に転職を繰り返さざるを得ない障がいを持つ方からも強く望まれる仕組みだと思いました。
しかし、なかなかこの分野に紹介会社が参入できないのだと思います。
今回のセミナーには企業側から”そう安くない”参画料をいただいて運営しています。
「なんだ、ショーバイじゃないか」と思われるかもしれませんが、今回のセミナーには20人のメンバーが関わっています。
20人ものメンバーが本業に関わったら参画料以上の売り上げなんて簡単にあげられてしまうでしょう。
「営業会社が効率だけを求めて行う事業」ではないんでしょうね。
現職でしっかり稼いでいるからこそできる事業なんでしょう。
だからこそ私にとっては本業に注力して間接的なサポートも重要なんじゃないかなと思います。
今回関わったメンバーのサポートにも感動しました。
障がいを持つ方が一人ぼっちにならないように、いろいろ話しかけます。
耳に障がいを持つ方と筆談したり、言葉の不自由な方の話を聞こうと必死になって耳を傾けたり。
また車椅子の通り道を確保すべく先回りして椅子や机を寄せたりということを誰の指示もなくごく自然に行動できています。
今回のサポートには彼らにも得られていることが大きいのではと思います。
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