- 平 仁
- ABC税理士法人 税理士
- 東京都
- 税理士
対象:借金・債務整理
2年くらい前ですかね、ある異業種交流会でご一緒させて頂いた
会計士さんが本を出しましたので、ご紹介します。
森安理恵「公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法」
サンマーク出版2010年7月刊
森安さんって、壮絶な半生を持っていたんですね。普通のちょっと気が強い
女性なのかな、という印象だったんですが、人生やり直し成功者なんですね。
セカンドチャンスの少ないわが国で、モノにして成功した方が少ないので、
貴重な経験を公開して頂いて、ありがとうございます。
彼女は、公認会計士として仕事をしていく中で、重要なことに気付きました。
それが、監査をして気づいた「お金がたまる会社」と「たまらない会社」
の違い(28ページ以下)、です。
しっかりした会社では、私たちがその会社に到着した時点で、会議室に
必要な書類が入ったファイルがきれいに並べてあります。(略)
一方で、ちょっと頼りない会社に行くと、財務諸表といくつかの資料は
いちおう用意されてはいるものの、整理されていないので、いちいち
こんな書類をください、と頼まないと出てこないとか、頼んでもなかなか
出てこないという感じです。(略)
会社の場合は、お金の記録を必ずつけることが義務づけられています。
そのため、すべての会社がレベルの違いはあれ、必ずお金の記録をしている
わけですが、だからこそポイントを押さえた記録をしているのか、ただ
なんとなく記録しているのかで大きな遅配が出てくると私は考えています。
目的を持って記録をし、普段からきちんと整理をしていれば、どこにどんな
情報があるのかがすぐにわかります。そういえば、これってなんだったっけ?
と思ったときにもすぐに必要な情報を取り出すことができ、ムダな時間を
使いません。でも、なんとなく記録だけはしているものの、とくに情報の
整理をしていない会社は、必要な情報を取り出すのにも時間がかかり、
ムダが多くなるのです。(30-31ページ)
だから、いつ どこで 何に お金を使ったかを記録する「過去ノート」、
実現したい目標や夢、やりたいことをリストアップして、達成するための
道筋を具体的な数字であらわした計画を立てる「今ノート」、計画の進行状況を
チェックし、シュミレートする「未来ノート」の3冊でお金がたまるのですね。
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