- 北端 康良
- カウンセリングスタイル 代表
- 心理カウンセラー
対象:コーチング
就職や転職で悩んでいる人のカウンセリングをすると、自分のアピールポイントを整理し、
人が魅力的に感じるように伝え切れていないことが多々あります。
そんなあなたにおススメなのが映画「ウォール街」のワンシーン。
主人公のバドは成功を夢見る証券マン。そのため大口顧客に気に入られようと、
成功した投資家ゴードンに面会を求めますが、バドが持っている情報には
何の興味もしめしてくれません。
それもそのはず、ゴードンのほうが情報通だからです。
ありきたりの話しかしないバドにゴードンが言います。
「お前しか知らない話をしろ!」
情報でもモノでも自分が知らないこと、希少なものに興味を持つのが人の心理。
これは、就活も同じです。もし、あなたが、自分しか知らない情報や経験を元に
自分をアピールできれば、採用担当者の目を引くでしょう。
「何が希少なのか?」は人によって違います。
たとえば、島田紳助さん。彼はデビュー当時、老若男女すべての層に受ける
漫才が主流だった時代に、20代~30代の男性に絞り芸を磨きブレイクしました。
彼の漫才は「不良ネタ」。かつて不良だった自分の体験をもとに舞台に立ち、
一躍スターになりました。それは紳助さんしか知らない話題だったのです。
もし、あなたが学生なら、今の学生しか知らない何かがあります。
もし、営業をやっているなら、営業現場でしかわからないことがあります。
学校の先生をやっているなら、先生でないと知らない何かがあります。
身近な場所に、経験してきたことの中に、あなたの貴重な何かが隠れています。
「普通の人が1時間かかることを30分でできる」
そんな技術を持っていたら、あなたを必要とする会社がいるでしょうし、そのノウハウを教えて欲しいという人もいるでしょう。
それを見つけた人に、チャンスの女神は微笑んでくれます。
このコラムに類似したコラム
わたしが好きなことを仕事にするまで その2☆ Yuriel - 恋愛アドバイザー(2012/10/21 05:55)
チャンスは1回でよいのか?大学卒業者就職比率の国際間比較 岸井 幸生 - 公認会計士・税理士(2011/11/28 18:00)
トリセツの必要な日本の若者? 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2021/11/12 10:10)
“It’s all right.” 社会が決めたレールから飛び降りたい日本の若者へ 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2019/04/14 06:59)
リスクを避ける生き方が、一番リスクが大きい(TIME誌より) 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2015/06/20 17:59)