ドイツ車のように質実剛健でありたい - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

漆原 智
株式会社アーバンプロジェクト 代表取締役
神奈川県
建築家

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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ドイツ車のように質実剛健でありたい

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リフォーム 日記
ベンツのテールランプは、でこぼこ段々のデザインです。
このようなデザインだと思っていらっしゃる方も多いと思います。

また、ドイツのアウトバーンは速度制限がありません。
ヨーロッパの方々は、国境はありますが陸続きなので、航続距離も長いのです。

ですから、欧州車はブレーキ性能を最優先しています。
シューもローターも摩耗しやすく維持費がかかりますが、安全性を優先しています。

若いころヒッチハイクでアウトバーンを走った時も、なんでこんなに飛ばしても、
事故が少ないのかと思ったこともあります。

それぞれ、自分の車の能力をわきまえて、走る路線が決まっているからです。

ポルシェやBMWなどは、びゅんびゅん飛ばし、家族が乗ったベンツやワーゲンは、次の車線、
その他は別の車線を走っていました。

日本のように狭いと、ここまで飛ばせば事故も起きるでしょうし、制限があることで若者は飛ばしたくなってしまうのでしょうね。

また、一般道を走れば、霧の多い場所や舗装もされていない道も多いです。

ですから、ライトにワイパーやウォッシャが付いている車もあります。
タイヤの泥はねで、テールランプも汚れやすいです。

でこぼこにしておけば、凸が汚れても凹には泥が付きにくいです。
ベンツの安全に対するこだわりが、デザインになっていますね。

話は住宅に戻しますが、家はどんなにかっこよくてもきれいでも、
それだけだは駄目だと考えているのが、私の考えです。

若いころは、冒険しすぎましたが、今はメンテナンスや耐久性も大切だと思っています。

先日お伺いしたお宅も、まだ新しく綺麗なお宅でした。
でも、お客様にとっては住みにくい、住めない家なのです。

高いローンを組み、せっかく手に入れたマイホームが、数年でがっかりするような家は造るべきではないと思います。

デザインや見た目以上に、質実剛健でありたいと思っております。